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[Y☆voice140]柏U-18GK中村航輔「トップにどんどん食い込んでいく」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第140回目は柏レイソルU-18のU-18日本代表GK中村航輔選手です。

 昨年のU-17W杯で日本を8強へ導いた、抜群のシュートセーブ能力を誇る高校年代を代表する守護神。今年はJ1王者、柏のトップチーム昇格を懸けた一年となるが、注目GKはどのような目標を持って1年間を過ごすのか。(取材日:2月19日)

―きょうは公式戦の試合後に長時間、居残り練習をしていた
「日曜日なんで。明日オフなんで、疲れても回復できますから」

―やや意外だったけど、トップチームのグアムキャンプには帯同することができなかった。個人、チームのスタートは?
「(グアムキャンプには)行きたかったですけれど、仕方ない。それはそれで、こっちでやるしかない。チームのスタートは昨年(12月)の埼玉カップから。そこで優勝できて、昨年はいい形で締めくくれた。今年はまだ強い相手とはやっていないですけれど、自分達のやり方は徐々にできている。(例えば)攻撃した後にすぐボールを取るということもボク達のやりたいこと。それを持っていけるようにコーチングだったりは意識してやっています」

―チームとしては日本一が目標になる
「もちろん、それは目標ですね。昨年とメンバーは変わっていない。優勝狙えるところにはいるんで、狙っていかないといけない」

―昨年は日本一に届かなかった。足りなかった部分とは
「Jユースはチームとしてはゴールを取れなかったですし、オレ自身もクロスとかの対応が後手後手になってしまった。そういうことをなくしたい。今年はユース最後なんで(日本一を)獲りたいと思っています」

―年末にはU-18代表のイスラエル遠征を経験した。今年はU-20W杯のアジア最終予選も控える
「(イスラエル遠征は)自分達の代が多かった。自分は2試合出ることができて、失点も多かったんですけど、止めるべきところで止めることはできて、アピールできたんじゃないかなと思います。(最終予選は)自分の目標で、ワールドカップにもつながって来るので頑張っていかなければいけない。U-19としては集まることは少ないと思うけれど、呼ばれたら結果を出していく」

―現在の課題とは
「課題としては全てのことをまだまだ上げていかないといけない。こだわっているのはシュートを止めるところです。もっともっと上げて(シュートは)全部取りたいな、と考えています」

―トップチームが優勝したことで昇格を目指すユース選手のハードルも上がった
「(自分のプレーは)トップで通用するくらいにはしたい。(トップチームには)いい選手がいっぱいいる中で、その下部組織にいられることはスゴクいいこと。頑張っていきたい。柏の人たちも優勝したチームの下部組織ということで注目して見ている。なので、ボクたちも柏駅とかでのマナーもしっかりやっている。(柏の)ジャージを着ている以上は見られると思うし、しっかりやっていきたいと思っています」

―小目標が目の前の一戦一戦を勝つことならば、大目標は?
「トップにどんどん食い込んでいく。今年から帯同するくらいの気持ちでやっていきたいと思っています」

―2012年、ここを見てほしい、というところは?
「チームとして高いところへ行って、そこで自分も勝利に貢献できるようにチームも個人ももっともっと上にいきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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