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[C☆voice48]専修大FW仲川輝人「見てもらいたいところはゴールだけ。得点王という目標を達成できるようにしていく」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第48回は関東1部リーグ戦での12ゴールなど、スーパールーキーとして専修大の関東制覇、日本一獲得に貢献したFW仲川輝人選手(1年=川崎F U-18)です。

 抜群のスピードと突破力、そして得点感覚も兼ね備えた注目アタッカー。全日本大学選抜にも選出されるなどプレーでその実力を認めさせた仲川選手の今年の目標とは?

―大学1年目の感想は
「本当に充実した1年でしたし、全日本大学選抜にも選ばれましたし、リーグ戦で12得点6アシスト。まだ満足できない部分もあるんですけど、結果としては良かったかなと感じる1年でした。でもまだまだ結果を残さないといけない部分がある。課題も残りましたし。まず練習で課題を克服していって自分の結果につながればいいと思う」

―日本一の瞬間は
「実感はあまりなかったですね。正直、負ける気っていうのはなかった」

―フロンターレのキャンプに参加していたが
「(期間は)11泊12日ですね。コミ(小宮山)さんとか同部屋でスゴク仲良く接してくれて雰囲気は良かったです。自分も結構やれることがあったり、やれないこともあったんですけど、そこは自分の課題としてやっていきたい。(具体的には)自分の持ち味であるパス出してゴー、とか裏へ抜ける動きとかいう部分も結構出来たんですけど、Jのプレッシャーは結構速くてトラップミスをしたら結構とられてしまったところもあった。本当にファーストタッチの質をもっと高めなければと感じました」

―以前よりもプロが近くなったという印象は?
「高3の時、(川崎Fの)北海道キャンプには行っていて、ドリブルも結構できたんですけれど、1個1個のミスとか多かった。でも大学の練習で成長して、だいぶできるようになったかなと思う」

―やはり、注目されている実感はある?
「正直あるんですけど(微笑)、その中で浮かれちゃいけない。フロンターレの時のフィジカルコーチと結構話すんですけど、アドバイスをもらっていて。2年目が勝負なので天狗にならないように、自分も気を引き締めようとやっています」

―専大に入部したきっかけ
「家から近いというのもあるんですけど、練習に参加した時の雰囲気がよくて。フロンターレに練習参加に行けることもあったんですけど、自分の中で一番大切にしていたのが練習の雰囲気なので、その部分では大阪の大学も練習参加したんですけど、こっちの方が雰囲気が良かった。練習終わりのメリハリも、すごくありますし。上下関係は厳しいところもありますし、その中でも仲良く接していてくれている上の学年の人がいたり、それでここにしようと決めました」

―どのような1年にしたい?
「去年の結果を上回ることと、結構マークが厳しくなると思うので、その中で自分がどれだけできるか練習の中で試合をイメージしながら練習に取り組んでいかなければいけない。得点王という目標を自分の中でつくっているので、それを達成できるようにしていく。全日本選抜もあるし、体調の面も気をつけていかないといけない。試合でコンスタントに結果を出すことが、自分の夢のプロにつながっていく。コンディション、パフォーマンスの波をつくらないようにしていきたいです」

―特に見てもらいたいところは
「見てもらいたいところは、ゴールだけですね」

―ゲキサカの読者の皆さんにメッセージを
「自分は結果を出して、たくさん記事載ったらうれしいんで。みんなに知ってもらいたいというか、そういう選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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