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[アルガルベ杯]菅澤代表初ゴール&大野弾でなでしこジャパンが連勝!!

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[3.2 アルガルベ杯B組 日本2-0デンマーク ベラビスタ]

 アルガルベ杯のグループリーグ第2戦が2日に行われた。B組の日本女子代表(なでしこジャパン)は、FIFAランキング12位のデンマーク女子代表と対戦。後半7分にFW菅澤優衣香が代表初ゴールで先制点を奪うと、後半終了間際のロスタイムにはFW大野忍が追加点。2-0の完封勝利を収めた。前節のノルウェー戦(2-1)に続いての連勝を飾ったなでしこジャパンは、5日にドイツW杯決勝戦で対戦したアメリカ女子代表と対戦する。

 この日のなでしこジャパンは、前節のノルウェー戦から先発8人を変更し、試合に臨んだ。故障明けのDF岩清水梓が先発に復帰したが、DF鮫島彩はノルウェー戦で右足首を痛めたこともあり、ベンチスタートとなった。またノルウェー戦で途中出場を果たし、代表デビューした18歳FW京川舞は代表初先発した。システムは4-4-2を採用。GK福元美穂、DFラインは右から近賀ゆかり、岩清水、熊谷紗希有吉佐織。ダブルボランチは田中明日菜伊藤香菜子。2列目は右から京川、宮間あや。2トップを高瀬愛実、菅澤が務めた。

 立ち上がりからポゼッションで上回る日本が試合の主導権を握る。前半4分には宮間がミドルシュートを放つがGKに止められる。同14分には、岩清水が前線へロングパス。高瀬が頭で落とし、PA手前正面でこぼれを拾った田中が振り向きざまにシュートを放つが、GKに止められた。その後は中盤から連動した動きをみせることができず。2列目の宮間がボールを引き出そうとポジションを下げるも、チャンスにはつながらず。なかなかゴールは生まれない。

 前半23分にはドリブルで攻め上がった京川が右クロス。ニアサイドの菅澤が頭で流し、ファーサイドの宮間がこぼれを拾う。胸トラップからシュートを狙うが、GKに弾かれた。その後も日本が押し込む時間が続く。同26分には、代表初先発の18歳FW京川が右サイドからドリブル突破。PA内右で切り返し、左足シュートもGK正面。1点が奪えない。同37分には左サイドをオーバーラップした有吉が左クロス。ニアサイドへ走り込んだ菅澤が頭で合わせたが、枠を外れた。幾度も攻め込んだがゴールは生まれず。0-0で前半を折り返した。

 後半開始から日本は伊藤に代えて、MF宇津木瑠美を投入。同4分には京川に代えて、MF木龍七瀬をピッチへ送った。すると後半7分、ようやく試合が動いた。自陣内でボールを奪うと、宮間から田中、近賀へつなぐ。右サイドを駆け上がった近賀が中央へ折り返すと、ゴール正面へ走り込んだ菅澤がスライディングシュート。必死に伸ばした右足でゴールネットへ押し込んだ。菅澤の代表初ゴールで日本が1-0と先制に成功した。

 1点のリードを奪った日本は後半26分、2枚の交代カードを切る。先制点を決めた菅澤と宮間に代えて、MF川澄奈穂美、FW永里優季を投入した。これにより、前線では永里と高瀬が2トップを組み、2列目は右に木龍、左に川澄が入った。しかし、その後は必死にゴールを奪おうと攻め込んでくるデンマークに押し込まれる場面が続く。それでも守護神・福元がファインセーブをみせた。後半35分には有吉のクリアミスからピンチを迎える。MFペダーセンと福元の1対1となったが、飛び出した福元がシュートを止めた。

 後半38分には、途中出場の木龍に代えて、FW大野忍が出場。すると終了間際のロスタイム2分、相手のミスを突き、大野が追加点を奪った。DFからのバックパスを受けたGKペーターセンがキックミス。こぼれたボールはPA内右にいた大野の足元へ。冷静に右足で浮かしたシュートはGKの脇を抜け、ゴールネットへ吸い込まれた。そのまま試合は終了。日本が2-0で勝利を飾った。

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