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宮市弟&鈴木武蔵、日本高校選抜は注目2トップも不発

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[3.3 FUJI XEROX SUPER CUP2012 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜3-0日本高校選抜 国立]

 注目の2トップも不発に終わった。日本高校選抜は今季新潟に加入したFW鈴木武蔵(桐生一3年)とFW宮市剛(中京大中京1年)が先発2トップを組んだが、シュートは鈴木が1本、宮市はシュートを打てないまま、ともに前半で交代した。

 左膝痛のため11~13日の静岡合宿でも練習に参加できず、途中離脱した鈴木は前日2日の練習で今度は右膝を負傷。「右足でシュートが打てない。シュートを打ったときに痛めたので」と痛々しいテーピング姿でプレーしたが、本来の爆発的なスピードは影を潜めた。

「初めての国立だったので緊張しました」という185cmの長身FW宮市も「自分より背の高いDFとはあまり対戦する機会がない」と、196cmのDFハーフナー・ニッキの前に空中戦でも力を発揮できず、精彩を欠いた。「ボールにかかわる回数が少なかったし、簡単にボールを失った。裏に抜ける回数も少なかったし、相手のDFのレベルが高くて仕事をさせてもらえなかった」と完敗を認めた。

 チームで集まったのは静岡合宿の3日間と、前日2日の計4日。選手選考の意味合いも強く、チームとして形にならないのは仕方ない面もある。今後は9~11日に静岡合宿を行い、ヤングサッカーフェスティバルに参加。その後、メンバーを18人に絞り、欧州遠征に臨む。宮市が「自分のしたいプレーをまだ分かってもらえていない」というように連係面はこれから。鈴木も「コンビネーションはこれから高めていかないといけない」と力を込めていた。

(取材・文 西山紘平)

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