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C大阪の高校選抜MF後藤「年下に負けたということがショック」

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[3.3 FUJI XEROX SUPER CUP2012 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜3-0日本高校選抜 国立]

 全国高校選手権で4ゴールを挙げて初出場校・市立西宮(兵庫)をベスト8へ導き、セレッソ大阪入りを勝ち取った日本高校選抜MF後藤寛太は0-3での敗戦に「年下に負けたということがショックです。この世界ではこういうのもダメだと思うのですが、自分の中で相手が年上なら正当化できるんです。でも、年下に、フィジカルも負けたし・・・・・・」とショックを隠すことができなかった。

 自身が出場していた前半の35分間は0-0。リードを奪われることはなかったが、それでも前半のシュート数は2-8だった。FW鈴木武蔵とワンツーする場面もあった後藤だが、持ち味のスピードに乗った仕掛けが出せず、シュートはゼロ。市立西宮ではフィジカル面よりもテクニックを重点的に磨いてきたものの、それでも1学年下のU-18Jリーグ選抜にフィジカル面で劣ったことは悔しかった。
 
「顔をあげたらすぐにとられたし、収穫と言えば、相手が上手いということがわかったことくらいですね。年下だけど、上手かった。やられた印象しか残っていない。僕は高校育ちということもあって、実際に年下でそんなにうまいなと感じることは少なかった。ただ、プロに入ってタクミ(南野拓実=C大阪U-18、U-18Jリーグ選抜)とかと一緒にやっていて、薄々と、自分より上手いんじゃないかと感じることができていたのですが、実際に今日試合をやったら本当に上手かった」。ただ、今後ライバルとなってくる選手たちに負けてはいられない。とにかく今は自分の武器をプロで戦っていく武器に変えること。高校選抜が行う欧州遠征の最終メンバーに入り、少しでも手ごたえをつかんでくる。

(取材・文 吉田太郎)

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