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[Y☆voice142]清水ユースMF石毛秀樹「まずはプロになること。トップに上がるためにやっていきたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第142回目は清水エスパルスユースのU-18日本代表候補MF石毛秀樹選手(2年)です。

 昨年のU-17W杯で3得点を挙げて日本の8強進出に貢献したアタッカーは、AFCの年間最優秀ユース選手賞を受賞。抜群の運動量と高い得点力と突破力、そして相手を沈めるラストパスなど多彩な武器を持つアジアナンバー1MFの現在の課題と目標とは?(取材日:3月3日)

―日本高校選抜から1ゴール(FUJI XEROX SUPER CUP2012 NEXT GENERATION MATCHにU-18Jリーグ選抜として出場)
「自分の特長でもあるのでシュートは打ちたかった。それがゴールという形になってよかった」

―今年のテーマは
「今年は3年になるので、トップに上がるために逆算して、その時その時の課題をクリアしていきたいと今年の初めに思いました」

―参加した清水のキャンプ(2月)は?
「キャンプは怪我したんで2日間しかやっていないですけど、でもサンガ戦で点も取れたし、ある程度の手ごたえはあるかなと思っています」

―必要だと感じたことは
「ユースに比べて全てにおいて速い判断だったり、速いプレーとか正確な技術とか求められる。だから基礎技術では絶対にミスしないでその中で速い判断で速いプレーをしていきたい」

―トップから逆算した時、現在の位置は
「きょうも点が取れましたけれど、結果を残さないといけないなというのはある。シュートが特長でもあるので、打って結果を残していきたいと今は思っています」

―きょうの試合はベンチから、出たらどうしようと
「前半はいい形でボールが回っていて。でも最後のフィニッシュのところがイマイチだなとベンチから見て思っていた。パス回しに上手く絡んで、最後の部分で自分が正確なシュートを打てればと。最初に1点取れれば楽になると思っていたので、(崩しに)関わりながら最後のフィニッシュのところにも関わりたいと思っていた」

―関わって、最後のところで顔を出したいというのがある
「捌いて捌いて、最後のところで顔をポッと出して決めれたらいいと思っている。無理はしないで、つないで最後のところを決めたい」

―飛び出しも武器のひとつ
「自分はあまり足は速くないので、裏へ抜けたりする時はタイミングが大事になってくる。プロの中でも質の高い、ボールを持っていないときの動きを勉強していきたい」

―動きの速さは日本人の特長でもある
「他の日本人よりも早く出来れば代表とかも見えてくる。そういう細かい部分で勝負していきたい」

―目標と、それへ向けて詰めていかないといけない部分は
「まずはプロになることです。結果を残せばトップのスタッフの方にも見てもらえますし、結果だけではダメだと思うので(トップチームを)見たり、トップのところに行かせてもらった時には学んで、トップに上がるためにやっていきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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