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[MOM579]三菱養和SCユースFW相馬勇紀(中学3年)_名古屋MF田鍋の“後継者”

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.18 イギョラ杯予選リーグD組 青森山田2-2(PK4-5)三菱養和SCユース 赤羽森公園]

 今シーズンから名古屋入りし、17日のF東京戦でベンチ入りも果たしたU-19日本代表候補FW田鍋陵太の“後継者”として期待の新1年生が、鮮烈な活躍を見せた。三菱養和SCユースの新1年生FW相馬勇紀は後半開始から右サイドに入ると、抜群のスピードと突破力で堅守の青森山田を攻略。中盤でパスワークに柔軟な技術で絡むと、左サイドからのアーリークロスに鋭く反応してGKをかわすなどビッグチャンスを演出する。

 そして1-1で迎えた後半33分、FW黒木周からのスルーパスを左サイドで受けると一気に加速してPAへ切れ込む。ゴールエリアまでえぐって出されたラストパスをMF青山航が押し込んで勝ち越しゴールを決めた。相手は主力を欠いていたが、プレミアリーグ勢対決勝利に貢献した相馬は三菱養和SC調布ジュニアユースでエース。生方修司監督は「(DF)1枚は必ず剥がせる。田鍋が1年のときのような感じですが、田鍋よりも技術がある。(プレミアリーグ開幕戦の)先発も、もちろんありますよ」と09年全日本ユース(U-18)選手権で1年生ながら4強進出に貢献し、今年名古屋入りした快足アタッカーの名前を出して期待していた。

 昨年のプレミアリーグでは中学3年生ながら登録メンバー入り。スピードと技術を兼ね備えた注目ルーキーは公式戦でも田鍋のような強烈なインパクトを残すか。

(取材・文 吉田太郎)

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