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[MOM590]九州国際大付MF末久翔太(新3年)_「足が止まらない」体力無尽蔵の“陰の立て役者”

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 ミズノカップIN高知 興国1-1九州国際大付 春野多目的]

 後半の同点ゴールによって引き分けに持ち込み、準決勝進出を果たした九州国際大付の杉山公一監督は「90分間足が止まらない」とマン・オブ・ザ・マッチに161cmのMF末久翔太(3年)を指名した。この日は午前中の明徳義塾戦でも先発出場していた末久だが、「自分が目立つのではなくて陰で頑張る人を目指す」というMFは献身的な姿勢でチームのために走り続ける。
 
 特に0-1で突入した後半は、体力を出し惜しみすること惜しみなくランニングに費やして相手にプレッシャーをかけ続けた。そしてインターセプトからチャンスに絡むなど流れを引き寄せたことが同点ゴールにつながった。末久はディフェンス面だけでなく、左サイドからの飛び出しなど、相手にとっては攻撃力も脅威。決してスピードのある選手ではないが、運動量で相手を振り回すMFは前日の広島観音戦では2ゴールを決めてオフェンス面でのヒーローとなった。

 ミズノカップの目標について「優勝」と宣言した末久は「選手権もインハイも出たい」。まずはミズノカップ最終日に2勝して、全国大会予選へ向けた弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップIN高知2012特設ページ

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