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磐田が山田弾で公式戦ホーム6連勝、横浜FMは公式戦10戦勝ちなし

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[4.21 J1第7節 磐田1-0横浜FM ヤマハ]

 ジュビロ磐田はホームで横浜F・マリノスと対戦し、MF山田大記のゴールで1-0で勝利した。ホーム6連勝を収めるとリーグ戦3試合ぶりの勝利を手にした。一方の横浜FMは開幕戦から7戦未勝利(4分3敗)、公式戦10戦勝ちなしとなってしまった。

 磐田はDF千代反田充が右足肉離れで離脱。山本脩斗もベンチ入りを外れた。また左サイドではMF菅沼実ではなく、MFペク・ソンドンが先発出場した。対する横浜FMは前節の大宮戦(1-1)と変わらぬ先発メンバーで臨んだ。

 立ち上がり、最初にチャンスをつくったのは横浜FMだった。前半3分、DFドゥトラの左クロスを受けたFW大黒将志が右足シュート。これは枠を外れた。同23分には磐田がチャンスを演出。DF駒野友一の右CKにDFチョ・ビョングクが合わせてヘディングシュート。これはクロスバー上方へ外れていった。なかなかスコアは動かない。

 しかし前半35分、縦パスに左サイドを抜け出したMF山本康裕がサイドライン際で粘る。DFを引きつけながら、横パス。これを受けた山田が切り返しから左足シュート。PA手前左からのミドルシュートはゴールネットを揺らし、磐田が先制に成功した。1-0とリードを奪い、前半を折り返す。

 なんとか追いつきたい横浜FMは後半に入り、必死に攻め込む。MF中村俊輔が右サイドで起点となるが、中央への折り返しは味方に合わない。後半38分には中村の右CKにDF栗原勇蔵が合わせてヘディングシュート。これはゴールライン上の山本にクリアされた。試合終了間際の45分には、MF富澤清太郎が頭で流したボールを大黒が前方へ流す。走り込んだFW齋藤学がPA内で飛出してシュートを放った。ゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定。そのまま試合は終了し、前半の1点を守り切った磐田が勝利を手にした。

 試合後、決勝点を決めた山田は「康裕がいいボールをくれたので。あまりゴールは見えていなかったが、思い切り打ちました」と笑顔。完封勝利を収めたGK八田直樹は「後ろから見ていてもみんなが頼もしく見えました。DFラインの人に本当に感謝したいです」とコメント。「プレッシャーもあるがそれを力に代えて、また次の試合を頑張っていきたい」と力を込めた。

 また敗れた横浜FMの樋口靖洋監督は「やりたいことはできていた。それでも勝てないという負の連鎖をどうにかしないと」と唇を噛んだ。

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