beacon

10人の湘南が耐え切り、首位を死守!!甲府は2戦連続ドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.3 J2第12節 湘南1-1甲府 BMWス]

 2連敗中の首位湘南ベルマーレはホームで3位ヴァンフォーレ甲府と対戦し、1-1で引き分けた。終盤には退場者を出し、数的不利な戦いをしいられたが、なんとか逃げ切ると勝ち点1を手に入れた。勝ち点25で並ぶ2位山形も引き分けたため、得失点差で3差で上回ると、首位の座を死守した。一方の甲府は1-1に追いつくも10人の相手を崩せずに引き分け。2戦連続ドローの6戦負けなし(2勝4分)となったが3位から4位へ順位を落とした。

 開始直後から甲府が果敢に仕掛けた。MF柏好文が右サイドから再三チャンスを演出。柏の右クロスからFWダヴィがシュートを狙うもクロスバー上へ外れる。その後も柏が自ら仕掛けてシュートを放ったが止められた。前半29分にも柏が右サイドから仕掛けて、中央へ折り返す。ダヴィのシュートはGKに止められた。

 対する湘南は序盤こそ押し込まれたものの、次第に攻勢を強めていく。前半38分にはFW菊池大介の右クロスにFW古橋達弥が走り込むがわずかに届かない。それでも直後の同39分、左サイドでボールを受けたFW馬場賢治がPA手前からミドルシュートを狙う。飛び出していたGK荻晃太の位置を見極めて、右足アウトサイドにかけたボールは無人のゴールへ吸い込まれた。湘南が先制に成功し、1-0で前半を折り返した。

 追いつきたい甲府は後半7分、早くも試合を振り出しに戻した。ダヴィのボールがカットされるが、こぼれを拾っての右クロス。ファーサイドに走り込んでいたFW高崎寛之の左足シュートが決まり、1-1に追いついた。

 後半35分にはアクシデント。ピッチ中央での競り合いでDF大野和成が高崎を倒してしまい、2枚目の警告を受けてしまう。湘南は10人となり、数的不利の戦いを強いられた。直後に選手交代。馬場に代わって、DF山口貴弘をピッチへ送った。後半38分には途中出場のFW青木孝太が左クロス。高崎が飛び込むがDF山口が必死のクリアをみせる。スコアは動かない。

 押し込む甲府に耐える湘南といったシーンが続く。後半42分には柏が左クロス。ニアサイドの青木が胸トラップから左足シュートを狙ったが枠を外れた。ロスタイム3分にはセットプレーから展開し、DFドウグラスの右クロスからダヴィがシュートを放つも決めきることはできない。1-1で試合は終了し、上位対決は勝ち点1を分け合った。

 試合後、3戦ぶりの先発復帰で同点弾を決めた甲府の高崎は「自分がシュートを外しすぎた。勝ちゲームを落とした感じがして、悔しい」と唇を噛んだ。 

TOP