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岐阜は後半の猛攻も実らず、水戸が4連勝で3位に浮上

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[5.3 J2第12節 岐阜0-1水戸 長良川]

 J2は3日、第12節を各地で行い、2連敗中のFC岐阜は、ホームに現在3連勝中で4試合負けなしの4位・水戸ホーリーホックを迎えている。前半、サイドからのクロスにゴール前で合わせる形から、岐阜ゴールを脅かした水戸は、16分にMFロメロ・フランクがCKから意表を突く得点を挙げて、先制する。その後の岐阜の反撃をGK本間幸司を中心に守り切り、1-0で勝利。4連勝を飾っている。

 立ち上がりから水戸が主導権を握る。前半5分、右サイドのDF市川大祐のクロスをFW鈴木隆行が頭で合わせるがGKが防いだ。さらに13分にもMF西岡謙太が左サイドからクロスにを挙げると、ロメロ・フランクがヘディングでゴールを狙ったが、これもGKの正面に入り、キャッチされてしまう。

 16分にCKから先制点を挙げる。PA内でロメロ・フランクがニアサイドで合わせて、攻め続けた水戸が先制する。対する岐阜も37分、CKのこぼれ球をMF李漢宰が右足で捉えてゴールを狙ったが、水戸GK本間の好セーブに遭い、同点ゴールは挙げられない。結局、1-0とアウェーの水戸がリードしたまま、前半を折り返す。

 後半開始と同時に、岐阜はFW佐藤洸一を下げ、この試合でプロ入り後、初のベンチ入りをしていたFW中島康平をピッチに送り出した。後半19分には、左サイドからのクロスをDFがクリアーしたボールに反応した李漢宰がシュートを打った。GK本間が弾いたが、詰める岐阜の選手はなく、本間がボールを抑え込んだ。さらに攻め込む岐阜は、後半25分に、同じようなクロスからのこぼれ球をFW樋口寛規が拾ってシュートを打ったが、ボールはゴールの右に外れて行く。

 攻め込んだ岐阜は、後半のロスタイムにもチャンスをつかむ。DF村上一樹がリフティングでDFをかわして、樋口に浮き球を渡す。樋口も最初のタッチでボールを浮かせて、シュートを打ったが、ボールを枠に飛ばすことはできず。結局、後半に7本のシュートを浴びながらも前半の1点を守り切った水戸が、1-0で勝利を挙げている。

 決勝点を挙げたロメロ・フランクは「嬉しかったです。低いボールが来たので、シュートを打とうと思ったので、良く入ったと思います。厳しい戦いになると思っていたのですが、その中で1点取れて良かったです。次は連戦で厳しいと思いますが、条件は相手も一緒ですし、ホームゲームなので絶対に勝ちたいと思います」と、次の試合に向けての意気込みを語った。

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