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[Y☆voice171]流通経済大柏DF橋本直哉「高さでは負けない自信がある」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第171回目は流通経済大柏高(千葉)のCB橋本直哉選手(3年)です。

 圧倒的な空中戦の強さを武器とする、名門の新たな強力CB。第2節からJクラブユース勢を連破するなど結果を残している流経大柏期待のDFの目標とは?(取材日:4月29日)

「競り合いはまだ負けたことない。高さでは負けない自信があります。プレミアの前まではトップBでやっていた。でもオーシャンズカップでミスなく、勝っているうちに監督から使ってもらえるようになった」

―流経大柏の両CBはライバルにとってかなり嫌な存在になっていると思うが
「自分と児玉(夏樹)は競り合いがかなり強いので、空中戦で負けることはない。あと児玉は足元も強いので頼りになるセンターバックです」

―チームとしての手ごたえは
「まだ相手のサッカーに合わせてしまうことが多い。相手のプレッシャーが強くても自分たちの練習していることができれば、1ランク上のプレーができるんじゃないかと思います」

―きょう対戦したアントラーズについては
「アントラーズはビデオを見たときに、センターバックから縦に蹴ってくる印象だった。15番(清永)をポイントに来ると児玉と話していて、自分が15番と競り合うことになっていた。自分がそこで負けなかったし、相手の攻撃の起点を潰せてよかったと思います」

―相手はロングボールを徹底していた。ジャンプを繰り返すDFにとっても体力も落ちてくるし、嫌だったのでは?
「ずっと跳んでいるので、そんなことは最近は思わないです。試合終盤になっても全然跳べます。後半になるとどんどん気持ちが高くなって、『やってやろう』という気持ちになる。自分は後半になるにつれての方が高く跳べます」

―将来については
「プロも考えたいですけど、誘いがなかったりしたら大学で4年間プレーして、自分をもっとアピールしてやっていけたらなと思っています」

―ヴェルディとの開幕戦が初出場?
「去年は全く出ていない。ヴェルディ戦が初出場です」

―去年出れなかった時の課題とは
「1対1とかクイックネスとかがまだ弱い。そこが自分には足りていないと思ったので、自主練でもマーカーを置いてクイックネスを上げるトレーニングしていた。あと、練習中も1対1は負けないように心がけている。それが試合で出せていると思うし、効果が出てきていると思います」

―自分で伸びている実感は
「実感はないです。普通にやってきただけなので実感はないですけど、1対1が取れるようになってきていると感じています」

―今年の目標は
「自分の中では誰にも競り合いで負けないこと。自分はセンターバックなので、チームでは失点をなくすこと。そうすれば気持ちも盛り上がってどんどんいけるので、それをやっていけば全国1位を狙えると思う。徹底していきたいです」

―ライバル・市船橋の日本一は悔しかった
「1個上は勝負強さがなかったように見ていて感じた。自分たちはそういうところは1個上よりあると思うので、今年の市船には絶対に勝ちます。(県決勝で)市船に勝てたら、流経も日本一になれたと思う。今年は自分たちが日本一になりたいと思います」

―プレミア優勝については
「(開幕戦で)ヴェルディ相手にあそこまでできた。自分たちのプレーができていると思う。チーム一丸でいけば狙っていけると思っている」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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