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[Y☆voice174]神戸U-18MF前田凌佑「タイトルを狙える力はある。その力を常に試合で100パーセントで出すこと」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第174回目はヴィッセル神戸U-18(兵庫)のDF前田凌佑選手(3年)です。

 全国リーグのプレミアリーグWESTで優勝候補の一角に挙げられている神戸U-18の注目のプレーメーカー。少ないタッチ数で正確にボールを動かす中盤の柱であり、チームリーダーでもあるMFは今季どのような目標を掲げているのか?(取材日:5月6日)

―東福岡との試合(プレミアリーグWEST、6-0で勝利)はテンポ良くボールを動かして圧倒した
「相手が退場したし、少ないタッチで回すことができました。ところどころで持ちすぎたところもあったんですけど、テンポ良く回せる時間帯もあってそれは良かったです」

―ここ2試合リズムよくなかったということだが
「みんな自分勝手になったり、攻守の切り替えも遅くて。雰囲気も悪かったです。それで自分勝手にやらずにチームのために走ったりしようと。あと、声かけというよりも文句が出ていたので、プラスの声を出すようにした」

―6-0は最高の結果では
「東福岡にはサニックス(カップ国際ユースサッカー大会)で2回やって2回負けていたので、みんなモチベーション高かったですし、それが結果に出たと思います。でも、もっと点は取れたと思います」

―昇格1年目で優勝争いすることができている
「まだ始まったばかり。これから長く続くので、全部落とさないようにやっていきたいと思います」

―自信は?
「みんな上手いんでやれるのはいいんですけど、もっと自信をもってやること。チームワークが良くなったら、このチームはもっと良くなる。みんなで声掛け合って、みんなでやっていきたいです。タイトルを狙える力はあると思うので、その力を常に試合で100パーセントで出せるようにやっていかないといけない。(周囲の評価が高く)プレッシャーはあるんですけどそれを楽しんでやりたい」

―前田選手自身の目標は
「今年はユースでは全国3冠あるんで、しっかりと全部いい成績を残せるようにすること。あとはプロへ行けるように、日ごろから意識高く練習していかないといけない」

―自分の考えている長所は
「自分はシンプルにはたいて、リズム作って、守備も走って頑張ってやるプレーが得意ですね」

―見に来る人々にはどのようなところを見てもらいたい?
「目立ったプレーとかあまりないんですけど、地味に頑張っている姿を見てもらえればと思います。自分が一番走るくらいのつもりでやって、後はみんなで声を掛け合ってやりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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