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[選手権]四中工の背番号17、榎は無得点で大会を去る(四日市中央工vs広島皆実)

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[高校サッカー注目選手クローズアップ]

[1.5 第87回全国高校サッカー選手権大会準々決勝 四日市中央工(三重)0-2広島皆実(広島) 駒沢]

 プリンスリーグ東海1部の得点王で、選手権県大会でも7試合で11得点を決めた四日市中央工(三重)のFW榎信博(3年)は、無得点のまま大会から姿を消した。後半12分に放ったシュートはゴール右上隅を捉えていたが、GKの好守に阻まれる。1分後にはFW斎藤拓也(2年)とのワンツーで抜け出すと、飛び出してきたGKと勢い余って衝突。警告を受けたが、ゴールへの執念を感じさせるプレーだった。

 背番号は17。元日本代表の小倉隆史氏らそうそうたるOBが背負ってきた番号を任されながらゴールを決めることができなかった。「17番の仕事を果たせなかったことが一番悔いが残る」。エースとしての責任を痛感する一方、「チームとしてベスト8まで来れたのはいい経験になった。みんなに感謝しているし、人生で本当に大事な3年間だった」と、晴れ晴れとした表情も浮かべていた。

<写真>四日市中央工のエースナンバー17を背負ったFW榎信博

(取材・文 西山紘平)

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