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水戸加入の元代表・吉原「もっとがむしゃらに」

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[2.21 PSM 鹿島4-0水戸 カシマ]

 18日に水戸ホーリーホック加入を発表した元日本代表FW吉原宏太が後半16分から途中出場。中盤右サイドのポジションを任せられると「蹴って(長身の)高崎(にあわせる)というサッカーしていた。中盤を落ち着かせたかった」とボールを積極的に受けにいき、セカンドボールにも絡んだ。その後2トップの一角へとポジションを移したが、好パスは入らずシュートを打つことはできなかった。

 自身にとって初の「茨城ダービー」で0-4という大敗。吉原はその敗戦以前にチームメイトの試合の入り方について厳しく指摘した。「(今日の試合は)戦う前から負けていて参考にならない。今日はどこまで水戸が気持ちを前向きに出せるか見ていた。勢いなかったら負けると思っていたけど、その部分がなかったのは残念だった」と悔しがった。

 昨季新人ながら17得点を挙げたFW荒田智之ら若い好選手を抱える水戸。チームは19日の横浜FMとの練習試合を2-0で制しているだけに、この日も十分に渡り合えると思っていた。だが、この日は相手に敬意を払いすぎ、わずかなチャレンジしかできないまま敗戦。吉原は「もっとミーティングとかして戦う姿勢をもっと植えつけないといけないと思う。もっとがむしゃらにやれば、もっといいサッカーできる」と断言する。まずは「もっと声が出せるチームに」。Jリーグ通算260試合73ゴールの経験豊かなFWは、チームを常に戦える集団へと“チェンジ”させる意気込みだ。

(取材・文 吉田太郎)
 

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