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J1史上最年少2位の開幕先発も原口は反省しきり

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[3.7 J1第1節 鹿島2-0浦和 カシマ]

 浦和レッズのMF原口元気(17)が、J1史上2番目の若さで開幕戦先発を飾った。フランクフルトのMF稲本潤一(当時G大阪)が持つ17歳6ヵ月25日の最年少記録には及ばないが、クラブ史上最年少となる17歳9ヵ月26日で開幕戦に先発出場した。

 前半3分、左サイドからドリブルでPA内に切れ込み、DF岩政大樹に倒された場面では、ファウルを主張する浦和サポーターから大ブーイングが起きた。後半3分には右CKのこぼれ球を体勢を崩しながら右足ボレー。シュートはゴールを大きく越えたが、後半12分に交代するまで精力的にプレーした。

 果敢に1対1を仕掛ける積極性や、広い視野からフリーの味方に正確なパスを送るなどデビュー戦とは思えない落ち着きを見せた。ただ、1対1で体ごと弾き飛ばされる場面も。試合後は「チームに貢献できなかったのが悔しい。ボールにあまり触れなかった。ボールを持ったときもあまり仕掛けられなかった」と反省の言葉ばかりが口をついた。

(取材・文 西山紘平)

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