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[高校MOM_5]湘南ユースFW鶴見正樹(3年)_先制ダイブヘッド

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[4.26 JFAプリンスリーグ関東2部グループB第3節 湘南ユース 3-0 相洋高 保土ヶ谷]

 「前へ」の意識を全面に出して相洋高(神奈川)に快勝した湘南ベルマーレユース(神奈川)。この日、その先頭に立ってチームを引っ張ったのがFW鶴見正樹だった。
 前半28分、左SB山根一真のクロスを気持ちのこもったダイビングヘッドで押し込み先制ゴール。その後も積極的なドリブル、シュートで相手の脅威となった。鶴見は「前の試合はチームとしても自分としてもダメだったから、今日はやらないといけないとマズイと思っていた。ゴールを決められたことが一番よかった」と喜んだ。

 10番を背負うFWに元日本代表MF浅野哲也監督は「もっとできる」と締めながらも「彼本来の力を出してくれた。ポテンシャルを発揮してくれたと思う」と讃えていた。指揮官から高評価された鶴見は、湘南のサテライトチームの練習に参加するなど来季のトップ昇格候補のひとり。「技術、シュートは(Jリーガーにも)負けていないと思う。(Jリーグで通用する武器になるように)もっと伸ばしていきたい」と意気込んだ。

 刺激になっている存在がある。同じ学年ながらすでに湘南とプロ契約を結び、昨年までJ2通算15試合に出場、2得点をマークしている08年U-19日本代表MF菊池大介だ。高校1年生の時はユースチームでともにプレーし、菊池のアシストからゴールを決めたこともある。「(菊池は)トップで活躍している。負けたくない」。動きながらのボールタッチなど見るべきものがあるアタッカー・鶴見。同学年のライバルに追いつくために、練習からアピールしていく。

(取材・文 吉田太郎)

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