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[高校MOM_10]横浜FMユースMF小野悠斗(3年)_復活した10番

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[5.31 JFAプリンスリーグ関東1部第9節 横浜FMユース 2-2 浦和ユース 日産フィールド小机]

 約1ヵ月ぶりに復帰したエースが同点を狙うチームを勇気付ける存在となった。後半17分に勝ち越された横浜F・マリノスユース(神奈川)は直後の19分、負傷のために欠場が続いていた10番MF小野悠斗を投入。ビハインドを取り返すために最も重要なカードを切る。
 これで浦和ユースへ傾きかけていた試合の流れは、失点前までと同じように再び横浜FMユースへと傾いた。DF中田航平主将が「悠斗が入って前線でタメができるようになった」と話すように活性化した横浜FMユースは、中田やU-18日本代表の左SB岡直樹らが次々とアタッキングエリアへ進入するなど、必死のディフェンスを見せる浦和ユースゴールへと襲い掛かる。そして33分、MF天野純の左FKを小野悠の弟・裕二が頭で合わせて同点に追いついた。
 松橋力蔵監督が「ウチの中心であることは確か」と期待するMFは抜群のキープ力と左足からの正確なキックで攻撃の起点となり、「最低限」の勝ち点1を獲得する原動力になった。勝ちきれなかったが、優勝するために不可欠な存在はこの日復活するためのスタートを切った。
 
(取材・文 吉田太郎)

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