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[高校MOM_11]浦和ユースDF池西希主将(3年)_急造CBが奮闘

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[5.31 JFAプリンスリーグ関東1部第9節 横浜FMユース 2-2 浦和ユース 日産フィールド小机]

 劣勢の展開の中で迎えた後半も勝ち越し点だけは許さず、2-2の引き分けに持ち込んだ浦和レッズユース(埼玉)。その功労者はこの日、本来のボランチではなく、最終ラインで90分間を戦ったDF池西希主将だった。U-17日本代表MF小野裕二やリーグ得点王のFW関原凌河らリーグ1の得点力を誇る横浜FMユース攻撃陣が次々とゴールへ向かって飛び込んでくる中、バランス感覚に優れる主将はできかけた穴を必死に塞いでいく。

 U-17日本代表のCB岡本拓也とともに厳しい寄せで攻撃の芽を狩り続けた池西。相手にシュート計19本を放たれたが、前半20分に同点に追いついてからは一度もリードを許さなかった。堀孝史監督は「攻撃面でも守備面でもきょうは彼を最終ラインに置くことがいいと思った。よくやっていたと思う」と急造CBながら90分間奮闘した主将を讃えていた。
 昨年の日本一軍団は現在リーグ8位と苦しい戦いがまだ続く。だが、日本代表デビューしたMF山田直輝の背番号8を受け継ぐ池西は、残り3試合(7月1日に予定されている第1節残り試合含む)、「挑戦者」として臨む日本一軍団を献身的に支えて勝利へと導く。

(取材・文 吉田太郎)

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