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[高校MOM_18]東海大高輪台MF新城裕之主将(3年)_チームを変える存在

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[高校サッカー・近畿まほろば総体]

[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[6.20 全国高校総体東京都大会準決勝 國學院久我山 0-0(PK4-5) 東海大高輪台 駒沢第2]

 彼のポジションは…決まっていない。この試合では右サイドハーフでスタートし、後半20分からはFWでプレーした。「時にはCBもこなす」というほど、様々なポジションの彼、新城裕之主将(3年)。しかし、川島純一監督に「ユーティリティーなんですね?」と尋ねると、「ユーティリティーではないですよ」と即答。「彼は技術とかではなく、気持ちの部分でチームに与える影響が大きいんです。彼がFWに入っても、CBに入っても、チームが変わるんです」。
 新城の武器はメンタル。どのポジションに入っても、彼は声と気迫を全面に出したプレーでチームを牽引する。それが例えピッチの外でも。この試合、彼は右足をつって延長前半5分に退いた。その後ピッチの横で彼は、アップする控え選手たちに「あいつらの力になるから声を出し続けろ!」と促し、自分は誰よりも大きな声を出して、仲間を鼓舞し続けた。
 新城の思いも届き、チームはPK戦の末に勝利。チーム初の都大会ベスト8進出から一気に全国大会の切符を手にすることが出来た快進撃の裏には、ピッチでも、ベンチでもチームを変えられる頼もしきキャプテンの存在があった。

<写真>ベンチから声を張り上げる東海大高輪台・新城主将
(取材・文 安藤隆人)

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