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[高校MOM_26]東福岡高MF深町健太(3年)居場所を見つけ本領発揮

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[7.4 JFAプリンスリーグ九州1部第8節 東福岡高 2-1 筑陽学園高 福岡]

 U-18日本代表候補MF深町健太(東福岡高3年)はこの試合でも決定的な仕事をしてみせた。36分、MF松内徹の左からのクロスに、飛び出してきたGKの伸ばした両手より高い打点のヘッドで、先制弾を叩き込んだ。
 クロスに対して入り込むタイミング、ジャンプ力。どれもハイレベルで、「人の開けたスペースに入っていくのが得意」と語る彼の能力が詰まったゴールだった。39分には左から中央にドリブルで切れ込んで、自らが作ったスペースにドンピシャのタイミングでスルーパスを通し、決勝弾をアシスト。エースとして申し分ない活躍を見せた。

 しかし、後半は足が止まり、徐々に姿を消してしまい、試合後は「今日の出来は良くない。パスが繋げずミスが多かった」と反省の弁を口にした。後半の出来は確かに良くなかったが、ポジショニングとプレーに迷っていた昨年と比べ、今年はFWからトップ下にポジションになったことで、「前にスペースが沢山あるので、前を向いて飛び出せるから、とてもやりやすい」と、プレーから迷いが消えた。ようやく自分の居場所を見つけた彼の真価はこれから問われる。

(取材・文 安藤隆人)

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