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[JOMO杯]「日本人で足りないポジション」、左SBにジウトンを抜擢

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 日韓対抗戦となって2回目のJOMO杯。J-ALLSTARSのメンバー選考についてオズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)は「一番は個人の能力。そして経験。また、短い時間でチームづくりをしなければならないということで、鹿島の選手が多いと思われるかもしれないが、うちのチームのヒントは結束と団結。彼らがそれを周りの選手に伝えることができる。チームが結束し、団結して臨むことが大事。鹿島の選手が多いのにはそうした理由もある」と明らかにした。

 8月8日に韓国・仁川で開催されるJOMO杯だが、6日に鹿嶋市内で事前練習を行い、前日7日に現地で公式練習と、準備期間は2日しかない。18人の選手のうち鹿島から最多の6人が選ばれたが、チームのコンセプトを理解している愛弟子たちを中心に据え、スムーズにチームづくりを進めたい狙いがある。

 外国人枠はFWジュニーニョ(川崎F)、FWマルキーニョス(鹿島)、DFジウトン(新潟)の3人で、アジア枠からはDF李正秀(京都)が選ばれた。「外国人選手をバランスよく入れるようにした。土台は日本人。そこで足りないところに外国人選手を入れた」と語った。

 ジウトンの選出には驚きもあったが、指揮官は「左サイドバックは日本人の中で足りないポジション。目立った選手がいなくて、外国人を選ばざるを得なかった」と説明。Jリーグで2位と躍進を続ける新潟において「新潟の現在の順位には彼の貢献も大きい。韓国の選手は身長も高いので、セットプレーや高さへの対策も考えた」と期待を寄せていた。

(取材・文 西山紘平)

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