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[高校MOM_36]浦和東高GK藤沢純也主将(3年)_久我山撃破の立役者

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[7.12 JFAプリンスリーグ関東2部8位決定戦 浦和東高 3-0 國學院久我山高 桐蔭学園G]

 今季プリンスリーグ関東で公式戦デビューを果たしたばかりの3年生守護神がチームを救った。浦和東高(埼玉)のGK藤沢純也主将は182cmの守護神。この日は前半ドリブルでPAへ進入した相手アタッカーとの1対1を止めると、その後も好セーブを連発した。特に先制した後半3分以降は“神懸かり”の反応を披露。11分、33分には相手の決定的なシュートをゴール外へとはじき出した。
 J下部組織出身でポジションを争うGK岩崎晃が高い技術を持つのに対し、「自分は技術もなければ何もない」と微笑む藤沢。それでも「どんな時も100%出そう、と心がけている」というGKは大一番で自身の100%を発揮し、全国高校選手権8強の強豪をノーゴールに抑えた。

 プリンスリーグ残留の目標は達成。8月2日には次の目標・全国高校総体(奈良)が開幕する(浦和東は京都府代表の久御山と対戦)。「はじめは本当に上手くなかったけど、よく頑張っている」と野崎正治監督も評価する守護神は、「楽しみ。(年代別の)代表選手もいる中でどこまで戦えるか」。チームメイトと切磋琢磨しながら成長するGKは、自身にとって初めての全国大会でもゴールを守り抜く。
  
(取材・文 吉田太郎)
【特設】プリンスリーグ(U-18)2009

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