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[ACL]名古屋、楢崎代役のGK広野がファインセーブ連発

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[9.23 ACL準々決勝第1戦 川崎F2-1名古屋 国立]
 名古屋グランパスGK広野耕一がファインセーブを連発した。試合には1-2で敗れたが、川崎FのFWジュニーニョとの1対1を再三、ストップ。笑顔こそなかったが、「防げれたのはよかったです。あわてずに、しっかりと見るとことができた」と手ごたえをつかんだ様子だった。
 日本代表GK楢崎正剛が負傷したため、回ってきたチャンス。Jリーグでは8月29日の新潟戦から3試合、スタメン出場している。DFとの連携は試合ごとに増しているが、この日は“個人技”でも魅せた。
 前半39分、川崎Fのジュニーニョがスルーパスに抜け出し、1対1になった。しかし、慌てない。じっくりと動きを見極めて左足でセーブした。その2分後、再びジュニーニョが浮き球パスに抜け出し1対1となったが、こちらも自分からは動かず、シュートコースをギリギリまで見極めてセーブしてみせた。「分析とかはしていない。そのとき、そのときの動きをしっかり見て反応した」と振り返った。
 「もっと踏ん張れないといけない。国立は、特別な場所なんで、勝ちたかったですね」。2失点したことを悔やんだが、広野の奮闘がなければあと2、3点は取られていた可能性が高い。第2戦を考えたとき、失点数は大きく物をいう。大先輩が不在の中、大舞台でたしかなる存在感を示したのは事実だ。 
<写真>名古屋GK広野
(取材・文 近藤安弘)

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