beacon

[天皇杯]J1クラブが史上初めて地域Lクラブに敗戦、浦和フィンケ監督解任危機に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.11 天皇杯2回戦 松本山雅F.C. 2-0 浦和 アルウィン]

 来季の続投が決定的と見られていた浦和レッズ・フォルカー・フィンケ監督の去就が微妙になってきた。浦和は11日、天皇杯初戦となる2回戦で、北信越フットボールリーグ1部の松本山雅F.C.(長野)と対戦。FWエジミウソンとFW田中達也の2トップにMFポンテ、MF鈴木啓太、MF山田直輝、MF原口元気で構成した中盤など、日本代表組を除いてはベストに近い布陣で臨んだが、前半12分に前・湘南のFW柿本倫明に先制ゴールを許すと、後半27分にもDF阿部琢久哉(前・TDK SC)に追加点を奪われ、0-2で敗れた。

 スポーツニッポンweb版によると、J1のチームが地域リーグのクラブに敗れるのは史上初。試合後はサポーター約200人が会場に居座り、信藤健仁チーム・ダイレクターに対してチームづくりを痛烈に批判したようだ。また、橋本光夫社長は「重い敗戦。今の方向性が本当に正しいのか、もう一度考える必要がある。(来季へ向けて時間がないため)直近の試合が非常に重要」と話し、新潟戦(17日)と大宮戦(25日)のリーグ戦2試合を見て、フィンケ監督を来季続投させるかどうかの判断を下す方針を示した。

(文 吉田太郎)

▼関連リンク
第89回天皇杯特設ページ

TOP