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[ACL]座り込むピクシー、「あと5分あったらもっと失点していた」

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[10.21 ACL準決勝第1戦 アルイテハド6-2名古屋 ジェッダ]

 第1戦で2-6。致命的な惨敗に名古屋グランパスストイコビッチ監督の表情は顔面蒼白だった。次々と失点を重ねた後半途中には思わずベンチ前であぐらをかいて座り込む場面も。試合後のインタビューでは「ここで終わってよかった。あと5分あったら、もっと(得点を)入れられていた」と自嘲気味に語った。

 長期離脱中のGK楢崎正剛を含め、守備陣は野戦病院化していた。DF増川隆洋がインフルエンザで離脱し、DFバヤリッツァも負傷離脱中。手薄なセンターバックにDF竹内彬を起用したが、その竹内が前半7分にまさかの一発退場となり、計算が狂った。前半はMF小川佳純を最終ラインに下げて何とか対応し、後半開始からDF佐藤将也を投入したが、経験の浅い佐藤では荷が重かった。

 後半20分までは2-1で耐えていたが、ラスト25分でまさかの5失点。「これは重い結果」とうなだれたピクシーは「次は4-0で勝たなければいけない。できることなら11人対11人で対戦したい」と、開始7分でレッドカードを出した主審への恨み節も聞かれた。

 「選手にはいい経験になったと思う。先制して、追い付かれても勝ち越して、いい展開だった。いいレッスンだったと思う」と自虐的に語った指揮官は最後に「ガッカリしている」と本音を漏らしていた。

(文 西山紘平)

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