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[高校MOM99]佐野日大FW藤田智也(3年)_チーム救う決勝アシスト

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 全国高校サッカー選手権栃木県大会準々決勝 佐野日大 2-1 さくら清修]

 佐野日大のFW藤田智也(3年)は2トップでFW藤田亮と、“ダブル藤田コンビ”を組む秀英FWだ。
 サイドに流れることが多い藤田智は、得意のドリブルで一気にサイドを切り崩していく。中央にポジションを取りながらも、サイドにスペースを見つけると、一気に加速。藤田智の動きを理解しているチームメイトからパスが届くと、そこからは彼のステージとなる。

 ハイライトは後半22分、左サイドでボールを受けると、必死にチェックに来るさくら清修DFに対し、切れ味鋭いフェイントで懐に飛び込むと、強引に突破し、中央をルックアップ。抜群のボディバランスで体勢を整えると、アイコンタクトしたMF小林大河の足元へドンピシャのセンタリングを送る。この精度の高いボールが、貴重な決勝弾を生み出した。この試合の全体的な内容は、いつもの佐野日大らしくなかったが、藤田智のプレーが苦しむチームを救った。

(取材・文 安藤隆人)

特設:高校サッカー選手権2009

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