beacon

[全国高校選手権]チーム紹介・藤枝東(静岡)

このエントリーをはてなブックマークに追加
第87全国高校サッカー選手権出場チーム紹介
【静岡】
藤枝東(FUJIEDA HIGASHI)

【回数】
2年連続23回目

【チーム紹介】
 全国選手権優勝4回を誇る名門であり昨年度の全国準優勝校。年代別の日本代表選手5選手が抜けた今年はタレントの質こそやや落ちたものの、圧倒的な運動量の多さでライバルたちを撃破してきた。前線からの果敢なプレッシングに加え、伝統のパスサッカーも健在。昨年からのレギュラー・小林勇輝主将と10番・藤田息吹の両司令塔が中盤の底の位置で存在感を示す。県大会で貴重なゴールを連発したFW村松一樹に1年生守護神・袴田祐人と選手の台頭もある。目指すは昨年できなかったあと「1勝」だ。

【注目選手】
●MF小林勇輝主将(3年) 昨年度の全国準Vにも貢献しているボランチ。高いボール奪取能力と相手守備網をを切り裂くドリブルも備える
●MF藤田息吹(3年) チームのOB“長谷部誠2世”との声もある10番のMF。守備面でのハードワークに加え、相手の穴を見逃さない状況判断の高さも武器
●GK袴田祐人(1年) 名門を全国へ導いた1年生守護神。圧巻のシュートセーブ連発でチームを救った
●DF岡崎太一(3年) 強靭なフィジカルを持つCB。昨年の選手権はストライカーとして全6試合に先発

【都道府県大会成績】
8勝1敗、26得点4失点
【予選決勝VTR】
 3年ぶりの優勝を目指す常葉橘との決勝。試合は序盤、常葉橘がやや優勢に試合を進める。だが藤枝東は危険な場面を1年生GK袴田祐人を中心に防ぐと22分、DF大井淳平の左CKのこぼれ球をFW新井成明が頭で押し込み先制。さらに35分には大井淳の左CKが相手のオウンゴールを誘い2-0とした。常葉橘は後半、FW植田雅之、FW提坂俊介が決定的なチャンスを作ったが、DF岡崎太一、DF増田有岐の両CBが必死の守備を見せる藤枝東守備陣をこじ開けられず試合終了。藤枝東が2連覇を果たした。
[決勝]
2-0 常葉橘
[藤]新井成明(22分)、オウンゴール(35分)
[準決勝]
1-0 静岡学園
[藤]村松一樹(71分)
[準々決勝]
1-0 浜松開誠館
[藤]村松一樹(36分)
[2次リーグ第3戦]
1-3 磐田東
[藤]藤田
[2次リーグ第2戦]
2-1 浜松湖東
[藤]大井淳、村松
[2次リーグ第1戦]
1-0 清水東
[藤]新井
[1次トーナメント4回戦]
2-0 藤枝西
[東]小林、村松
[1次トーナメント3回戦]
8-0 浜松東
[藤]新井3、小林2、村松、海野智2
[1次トーナメント2回戦]
8-0 星陵
[藤]新井3、矢野2、村松、杉本2

【公式戦成績】
[08年度総体]
県3回戦敗退
[08年度プリンスリーグ]
東海1部5位
[07年度新人戦]
県2回戦敗退
[07年度選手権]
全国準優勝

【過去の全国大会成績】
[選手権]
22回出場、優勝4回、準優勝3回、4強5回
[総体]
12回出場、優勝2回、準優勝1回、4強1回
[全日本ユース]
出場4回、優勝2回

(文 吉田太郎)
▼関連リンク
全国高校選手権特設ページ

【読者発・高校NEWS】
※読者NEWSの情報について(株)講談社はその内容に責任を負いません。読者NEWS掲載の試合結果や、情報をもとに観戦などする場合は必ずあらためて主催者、関係者にご確認をお願いします。
●練習試合(12月16日)
「静岡代表藤枝東はインカレ出場の浜松大学に2ー0で勝ったそうです」(ジュビサポ)
●藤色の小さな巨人(12月10日)
「去年の藤枝東のDFのU-19日本代表村松大輔の背番号2を受け継いだDF増田有岐に注目。身長は160㎝後半と上背はないが、当たり負けしない身体の強さと自分より大きな相手にも簡単に競り勝つ跳躍力。身体は小さいがピッチでは大きく見えるまさに小さな巨人。イタリア代表DFカンナバーロのようなタイプだ。彼のDF能力が遂に全国のベールを脱ぐ」(小さな巨人)
今年の藤枝東(12月8日)
「去年の藤枝東のスタイルは華麗にボールを支配しショートパスを軸に相手の布陣を崩すパスサッカーが主体だったが、今年の藤枝東は少し違う。去年のチームには司令塔MF河井やエースのFW松田とチームの核が存在したが今年はエースと呼べる選手はいない。ボランチの主将MF小林とMF藤田を筆頭にアグレッシブにボールを奪い、長身FW新井、気持ちを全面に出す、魂のFW村松に預け、素早い攻撃を仕掛ける。
 見てる側としては去年程魅力はないかもしれないが、確実に勝利を収めると強い気持ちを表に現すチームだ。サッカーに対する熱い思いを持ったわずか10人の三年生を中心に今年こそ国立で勝利の花を咲かせる」(藤色軍団)

●ワンダーボーイ(12月7日)
「藤枝東の一年生MF海野智之と伏木一絋の二人だ。海野はスタメンに名を連ね抜群のテクニックとドリブルで相手のDFを切り裂き、伏木は途中から流れを変えれるスーパーサブ。自慢のスピードで相手DFの裏を取り決定的なチャンスを造りだす。この二人が藤枝東のパスサッカーに新たなアクセントをもたらす」(藤色のファンタジスタ)
●俊足DF岡崎太一選手は藤枝東のイバン・コルドバ
「彼は昨年の選手権はFWとして出場しましたが、今年はDFにコンバートし、幾度もピンチを救ってきました。彼の特長はなんと言ってもあのスピード。50㍍は6秒フラットの俊足です。俊足FWにとっては、厄介な存在になると思います」(ショピつい)
●FW新井成明選手は『爆撃機』。藤枝東のゲルト・ミューラー
「ポストプレーがたくみで、決定力抜群。188㌢の長身を生かした豪快なヘディングは、まさに『爆撃機』。彼を止めるのは至難の技かもしれない」(富士ティーニ)

TOP