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ヒデが910日ぶりに国内試合に登場!キラーパス健在、貫禄2アシスト!!

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 06年のW杯ドイツ大会を最後に現役を引退した元日本代表MFの中田英寿が呼びかけ人となって6月7日に日産スタジアムで開催される「+1 FOOTBALL MATCH」を前に、釜本邦茂監督、山本昌邦コーチが率いるJAPAN STARSが都内で東京Vサテライトと練習試合を行った。6月7日に前チェルシー監督のジョゼ・モウリーニョ監督率いるWORLD STARSと対戦するJAPAN STARS。その試運転となる実戦は、中田が2アシストを記録したが、惜しくも2-3で逆転負けした。
 この日駆け付けた選手は12人。96年アトランタ五輪代表のMF前園真聖、FW松原良香、MF遠藤彰弘、98年フランスW杯代表のDF中西永輔、DF名良橋晃、MF山口素弘ら中田とともに世界を戦った往年の元日本代表選手が一堂に会し、MF奥大介、MF澤登正朗、DF柳本啓成、DF中村忠、GK下川健一という豪華な顔ぶれが集まった。
 試合は30分ハーフで行われ、前半15分、左サイドから細かくボールをつなぎ、中央でボールを持った中田が右前方にパスを送ると、走り込んだ澤登が右足でGKの頭上を越す技ありのループシュートで先制ゴールを決めた。
 前半27分にDFのクリアミスから同点に追い付かれたが、1-1で折り返した後半2分に中田が伝家の宝刀のスルーパスを松原に通し、GKとの1対1を松原が落ち着いて左足でゴールに流し込んだ。すでに第一線を退いた選手たち。その後は運動量も落ちて、2点を失い、逆転負けを喫したが、かつての戦友との久々の試合を楽しんだ選手からは笑顔が絶えなかった。
 05年11月16日の日本代表対アンゴラ代表戦以来、910日ぶりに日本で、その雄姿を披露した中田。練習試合ながら報道関係者200人、ファン1000人が集まった注目の一戦を終え、「負けてしまったのが非常に残念。もっと動けないとダメなので練習したい」と、早くも6月7日の“本番”に向けて決意を語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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