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かつての戦友と再会の中田ヒデ「試合を楽しんで」

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 元日本代表MFの中田英寿が、かつての戦友たちと再会を果たした。自身が呼びかけ人となって開催される親善試合「+1 FOOTBALL MATCH」(7日、日産ス)。その前日の公式練習でセリエAなど現役時代のチームメイトやライバルと再び顔を合わせ、ピッチで談笑するなど笑みが絶えなかった。
 MF前園真聖やFW大黒将志、FWパトリック・エムボマらと同チームとなったミニゲームではエムボマのゴールをアシストするなど現役時代を彷彿とさせるプレーを披露。練習後の会見では「(欧州の)シーズンも終わって、もう今はバカンスに行っている時期。それなのにこれだけの選手が来てくれてうれしい」と感謝し、「正直、もう一度やれと言われても難しい」と苦笑いを浮かべた。
 「なにかできること、ひとつ。」をテーマに、地球の未来のために自ら行動を起こすきっかけとなることを目的とした「+1キャンペーン」の一貫で行われる親善試合。「試合を通じて具体的に何かをすることはできないけど、これをきっかけにいろんな人が自覚を持って何か動き出そうとすること、そういうプロセスが大事。試合は楽しんでもらえればいいと思う」。きっかけづくりはできた。あとは選手たち自身が試合を楽しみ、そのプレーで観客を楽しませるだけだ。

<写真 練習中、笑顔で談笑する中田英寿(右)>

(取材・文 西山紘平)

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