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[ACL]浦和vs.アルカドシャ 選手コメント

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[9.24 ACL準々決勝第2戦 浦和2-0アルカドシャ 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は24日、各地で準々決勝第2戦を行い、浦和レッズはホームでアルカドシャ(クウェート)と対戦した。アウェーでの第1戦を2-3で落とした浦和は前半31分にMF相馬崇人、後半9分にDF田中マルクス闘莉王がゴールを決め、2-0で勝利。2試合合計4-3とし、2年連続の4強入りを決めた。
以下、試合後の選手コメント

<浦和>
●FW高原直泰
―高い位置から守備に行っていたが?
「今日は前からがんがん行くしかない。点を取って勝たないと上がれないし。多少行き過ぎの部分があって、バランスが崩れたところもあったけど、ハーフタイムに修正して、1回コンパクトにしてから追い込んでいこうと話していた」
―前半は惜しいボレーシュートもあったが?
「ちょっと当たりが遅れた。もう少しミートが早かったら枠に飛んでいたと思う。最近はセンタリングに対し、中に俺とエジ(エジミウソン)と2人が必ず入れる状況になっている。1人がニアに入って、1人は裏に行く。そのへんは狙いやすいというか、センタリングを上げる方も上げやすいと思うし、僕らも合わせやすい」

●FWエジミウソン
―エジミウソンコールも戻ってきたが?
「感謝の一言。感謝だけで済まないところもあるが、ピッチの上で自分のすべての力を出し切ることと、監督の思っているサッカーをやることで応えたい。名前を呼ばれるのは自信になるし、プレーに集中できて、楽にできる。感謝の一言です」

●MF相馬崇人
―先制ゴールの場面は?
「うまい具合に力が抜けて、いいところに入ってよかった。あそこは抑えて打つのが難しいけど、きょうはうまくいった。ACLはJリーグと違って、独特の雰囲気がある。スタジアムもいつもと違って、サポーターに後押しされた」
―課題は?
「残りの20分ぐらいに課題が残った。チームとしてボールを保持する時間を長くすることが課題」
―収穫は?
「失点をゼロで抑えられたこと自体は収穫」
―準決勝の相手はG大阪になったが?
「Jのチームだと、お互いにやりづらいところもあるかもしれないけど、2連覇を達成したい」
―ゴールの場面は力まず蹴れた?
「この前のゲームからチャンスのときに力んでいたから、1対1のときとか、こぼれ球が落ちてきたときとか、ボールが来たら力を抜いて蹴ろうと決めていた。あまり力まず蹴れてよかった。たまたま俺のところに来て、打ちやすいボールだった」
―それまではチャンスがあってもなかなか点が入らなかったが?
「最初、エジ(エジミウソン)に決定機があって、ああいうのを決めていかないと、今後は厳しくなる」

●MF細貝萌
「無失点で勝つことができてよかった。最初から飛ばしていこうと話していたし、チーム全体がそのとおり入れた。相馬クンが一発決めてくれて、チームの雰囲気も良くなった。最後はパワープレーで押し込まれて、動けなくなった。そういうところで動けるようにならないと厳しい。負けたら終わりだったから良かった。今日は体もそんなに重くなかったし、球際も行けていた。最後は押し込まれてアプローチが遅くなったけど、そういうときは頭を使ってポジショニングでカバーできれば」
―相手は第1戦と戦い方が違った?
「相手がどうかわからないけど、ホームでたくさんの人が応援してくれる中で試合を迎えられてやりやすかったし、結果で応えることができてよかった。前線の3人が守備をしてくれると、僕らもやりやすい」

●MF山田暢久
―準決勝の相手はG大阪だが?
「移動がないのは気持ち的に楽。準決勝なのでJリーグとは違うところもあると思うけど、決勝に行けるように頑張りたい」
―細貝との関係は?
「試合中も確認しながらやっているし、うまくいかないところはみんなでカバーしている。チーム全体としてまとまってきた」
―次は名古屋戦だが?
「Jリーグはまた切り替えて頑張ります」

●MF鈴木啓太
―久々の復帰戦になったが?
「よかった。うまく試合に入れたとは思っていない。もっとゲームを落ち着かすことができたらよかった。でもまずチームが勝つのが第一。今日は前半から見ていて、危ない場面もあったけど、内容はいいゲームだったと思う。個人個人がやることをやっていたから、ホームゲームらしい試合ができたと思う」
―クローザー的な役割だったと思うが?
「もう少し落ち着かせることができればよかった。自分が入ることで、チームにもう一度エネルギーが出るようなプレーができればと思っていた。マイボールでもう少し時間をつくって、相手を押し込む時間をつくれればよかったけど、それができなかったのは残念。でもチームが勝って、自分もその一員として波に乗っていくのが大事」

●DF田中マルクス闘莉王
「勝たなきゃいけないゲームだったけど、アウェーでいい試合ができなくて逆に気持ちがはっきりして、勝ちに行かなきゃいけないという気持ちでみんなが試合に入った。勝ててよかった」
―ダメ押しゴールの場面は?
「1点じゃ危ないし、2点目を取って守れば勝てると思っていた。いいボールをくれたので。(マークの)相手がずっと付いていたので、1回離して勝負しようかなと思った」
―どんな考えで試合に入った?
「日程的にはみんないっぱいいっぱい。気持ちが大事なのはみんな分かっていた。何があっても点を取る。それをみんな意識してやってくれた」
―無失点については?
「アウェーの3失点すべてが自分の責任だと思っていた。ツボ(坪井)、ホリ(堀之内)に申し訳ないと。必ず完封する気持ちでいた」
―準決勝の相手はG大阪だが?
「ありがたい。移動しなくて済む。この日程で、もう1回移動したらみんな死んでしまうかと思っていた。日本ならうちのサポーターもアウェーを感じさせないぐらいたくさん来てくれると思う」
―Jリーグでは負けている相手だが?
「別の大会だし、戦い方も違う。(負けたことは)気にせず、自分たちのやることをやって、前に進みたい」
―ゴールの場面は狙い通り?
「とりあえずミートして逆サイドに蹴ろうと思った。相馬のゴールじゃないけど、よくミートしたと思う。2、3回、(マークが)ずっとくっついてきたので、ロビー(ポンテ)にホワンとしたボールをくれと言っていた。入って良かった」
―アウェーの3失点を取り返した?
「チャラぐらいかな。ホリ(堀之内)の退場も自分の責任。3失点は自分が情けないプレーをしたから」
―1点じゃ足りないと思っていた?
「1点はどうなるか分からない。2点あれば守り切る自信はある。(21日の)大宮戦はそこが足りなかった。勝ちゲームを確実にする点の取り方、試合の進め方。1点だけじゃダメだとみんな分かっていた」

●DF阿部勇樹
「1-0でも勝てば次に行けるし、いい時間帯に2点目が取れた。前半立ち上がりは人はいるけど、5番(ケイタ)がフリーになったり、はっきりしていなかった。予選(グループリーグ)をやっていればまた違うのかなと思うけど、次が戦えるうれしさはある。ACLで日本のチームとやるのはいいことだし、思いはある。しっかり準備したいし、その前に名古屋戦がある。まずそこが大事」

●DF坪井慶介
「相手は最初は1トップだったけど、途中から2トップになって、最後は3枚だった。そのあたりの受け渡しは(ピッチの)中である程度対応できていた」
―次は名古屋戦だが?
「きついゲームだと思うけど、Jリーグを獲るために非常に大事なゲーム。今はいい集中力でできているので、これを持続したい」
―準決勝の相手はG大阪だが、やりやすい?やりづらい?
「両方あると思う。移動は楽」

(取材・文 西山紘平)

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