[10.8 ACL準決勝第1戦 G大阪1-1浦和 万博]

　ACL準決勝第1戦が8日行われ、万博記念競技場ではガンバ大阪と07年王者の浦和レッズが激突。ACL史上初の日本勢同士の準決勝は、細貝萌のゴールで浦和が先制するも、G大阪も遠藤保仁のPKで同点に追いつき1-1のドローに終わった。
　以下、試合後の選手コメント

<ガンバ大阪>
●MF明神智和
―試合の感想は?
「注目される試合でした。選手としては良い試合をしようと思って臨んだ。前半は少しボールのとられ方が良くなかった。後半は自分たちのサッカーが出来たけれども、最後まで浦和の分厚い壁を超えられなかった」

―第2戦は気持ちに余裕をもって臨めそうか?
「今日の試合は悪くないし、次に繋げるという意味では悪くはないと思う。次もホームの浦和に対して自信はある。今日はその自信が得られた試合です。後半は特にね、うちが完全にコントロールできていたし。でもあれだけ圧倒しても、追加点は奪えなかった。あれが浦和の強さですね」

●MF遠藤保仁
―試合を振り返って?
「あれだけチャンスがあったから勝ちたかった。試合の入り方も悪くなかったが、失点を先にしてしまったことは良くない」

―前後半で修正した部分はあったのか?
「特に修正した点はありませんでした。前半からしっかりボールを回せたし、2点目を与えなかったのも良かった」

―この試合で心がけたことは?
「攻撃に変化をつけて攻めていこうと心がけていた。後半から出た安田、佐々木は突破力があるし、流れをかえてくれる」

―PKを蹴る時は何を考えたか?
「PKはいつも通りです。都築さんは以前G大阪で一緒だったし、クセも分かっていた。今日は助走を早くしたが、たまには早めてみようと思った」

―第2戦に向けて意気込みを?
「次はもう勝つしかないです。先に点をとれればね・・・。今日の後半のようにアグレッシブに攻めていれば勝てる。次も点に絡むことで勝利を導きたいですね」

●FW播戸竜二
―試合の感想は?
「追いつけたから悪くはない試合内容だった。決勝行くチャンスはある。一点目がもっと早く取れていたらもっとやれたのではないかな。でも引き分けたので、プラスです」

―今日得た手応えは?
「90分間フル出場できたことは手応えですね。浦和にはとにかく負けたくない、負けられない試合だった。最後はアウェーで勝って気持ちよく決勝に行きたい」

●DF中澤聡太
―試合の感想は?
「浦和の攻撃に脅威は感じませんでした。とにかく中盤で自由に動かさせてしまうとサイドチェンジとかされてしまうので、潰そうと心がけていた。試合前は明神さんとポンテからの一発のパスを阻止しようと話していて、実際にポンテから良い展開をさせなかった」

―反省点は?
「今日は勝てた試合なので、勝ち切れなかったことが心残り。次は浦和もホームになるし、浦和はホームだと一気に強くなるので今日は絶対に勝っておきたかった」

●MF二川孝広
―第2戦に向けての課題は?
「次はもっとゴール前の攻撃を強く意識して戦いたい」


<浦和レッズ>
●MF山田暢久
―試合を振り返って?
「相手はセミファイナルだから気持ちが違った。後半は相手が攻撃的に来たから、カウンターから得点奪ってやると思っていたが・・・。でも今日は、あれだけ攻められても最後まで粘り強く守備が出来たから手応えはある」

―その手応えを第2戦にどう繋げる?
「次は守りにはいったらダメ、今日の後半のようになってしまう。押し込まれる状況を少なくしていきます」

●MF細貝萌
―先制点はあのコース(左隅)を狙ったのか?
「とにかく枠内に飛べばとだけ考えて打った。入ってよかったです。今日はG大阪とやるということで、いつもよりリラックスして臨もうと意識した。相手に思い通りにボールを回させないようにもしていた」

―第2戦に向けて?
「チームが一丸となって、次の2戦目に臨みたいです」

●DF坪井慶介
―試合を振り返って?
「悔しいです。今日のゲームは負けている部分が多かった。でも、攻められ続けても最後まで集中を切らさず守備ができたことには手応えを感じています」

―第2戦に向けて?
「目標に対してチームがどこまで一つになれるのか意識して臨みたい」

●FWエジミウソン
―後半は守備に回る時間が長かったですね?
「G大阪は点を決めないといけない中で攻められて、うちは守備的になってしまった。最低でも負けなかったのは大きいと思う。今日は決め切れなったが、試合は負けていないし次に繋げる事が出来た」

―第2戦に向けて?
「次はホーム。素晴らしいファンの後押しがあるので、彼らとともに頑張れると思う」

(取材・文 山口雄人)