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[ACL]G大阪vs浦和 試合後の監督会見要旨

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[10.8 ACL準決勝第1戦 G大阪1-1浦和 万博]

 ACL準決勝第1戦が8日行われ、万博記念競技場ではガンバ大阪と07年王者の浦和レッズが激突。ACL史上初の日本勢同士の準決勝は、細貝萌のゴールで浦和が先制するも、G大阪も遠藤保仁のPKで同点に追いつき1-1のドローに終わった。
 以下、試合後の監督会見要旨(J's GOALより)

<ガンバ大阪>

西野朗監督
「内容は悪いわけでもないし、入り方もスムーズだったし、正直勝ちたかった。選手にもハーフタイムには『こういうゲームではいけない、ひっくり返さないといけない。今日のレッズはレッズであってレッズではない。もっとアグレッシブにいこう』ということを言った。後半は厳しいボールも前線に入るようになったし全体もコントロールしていた中で、PKの場面もだから手に入った当然の状況だったと思う。前半は相変わらずというか逃げのポゼッションになっていたが、後半はそういうクサビのボール、縦へのボールが入るようになっていたので、1点が取れれば、ひっくり返せる雰囲気はあった。あそこで全員で畳み掛けるゲームというのは悪くないと思います。ただゲームはコントロールしていたが、相変わらず決め切れない。決めることが出来ればもっと勢いも出るところだと思うし、明神や橋本も焦って出ていくことなく、もっと安定感のあるゲームができる。ただ今は仕方ないのかなというか、我慢して少ない好機をとっていくしかないと思っている。アウェイゴールを与えたので少しビハインドだとは思いますが、勝つという目標設定が出来たので、よりアグレッシブなセカンドレグにしたい」

―レッズはレッズであってレッズではない、とはどういう意味か?
「全体的な迫力という部分ですね。スタートとかパワープレーとか押し込まれたボールに対する迫力とか。今の2トップならガンバのやれているDFがうまくかかれば、怖くないと思っていました。闘莉王がいるいないは大きな部分だったと思います」

―G大阪の2トップも相手のDFにしっかり止められたとも思うが?
「うちの2トップも前半はお互いに引き出したり、ポジションチェンジをしたりして、相手のマークを巧く交わしてはいましたが、ボールに対して1テンポ入り方が遅れるというか。それ以上に、阿部のボール、人、スペースに対するDFが利いていて、抑えられているようにも感じました。前半はバイタルエリアを詰めている状態で、なかなか崩せなかったと思います。遠藤や二川のサポートも少し遅いという気もしていましたし、安定した3バックに対して2人も窮屈に感じていたと思います」

―第2戦に向けては?
「不安も怖さもないです。十分やれるという確信があるし、目標が明確になり、よりやりやすくなった。点を入れなければいけない、という設定なのでやりやすいといえばやりやすい。更にガンバらしいゲームをしたいと思います。圧力は多少かけられた。アウェイゴールという優位性を浦和は感じていると思いますが、勝敗はついていないので、十分勝ち上がれるチャンスだと思っている」


<浦和レッズ>
ゲルト・エンゲルス監督
「非常に激しく、早い、いいゲームとなった。入り方も悪くなかったし、前半は我々のプランどおりに運んだゲームだった。そこで、2つ、3つのチャンスがあったので、できれば2-0として折り返せればよかった。後半は相手のペースとなったが、よく守ったと思う。ただ、もうちょっと冷静に、カウンターを出せればよかった。90分で1-1は正しい結果。大事なことはアウェイゴールを1つ取ったこと。ホームで0-0を狙うことは難しいが少しはプラスになると思う。イエローカードの累積で何人か第2戦に出れないが、今日出なかった選手のほか大原(練習場)にもいい選手は揃っている」

―後半は1点を守り切るということだったのか?
「1-1で逃げ切りを図ったわけではない。相手もよかったと思う」

―ディフェンスラインの出来について?
「闘莉王が出れずにいつもと違ったメンバーになったが、よかったと思う。堀之内はアルカドシャでの第1戦で退場になってから、あまり出ていなかったが、プロフェッショナルなところを見せてくれた。出来は予想の範囲内だった」

―後半苦しい状況下、もっと早い選手交代ということは考えなかったか?
「1-0で勝っている状況のなか、闘莉王も田中(達)も故障を抱えているし、早めの交代は難しいと思っていた。それに、選手にフィジカルの問題、疲れは見えなかった。ハーフタイムに太ももに痛みがあると言っていた相馬については、何かあればすぐに交代ということは考えていた」

―次節、出場停止の選手も多いが?
「来週には闘莉王も戻れると思う。GKは難しいが、山岸がいる。相馬の左サイドがちょっと痛いが今日出ていない選手もいる」

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