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[ACL]G大阪vsアデレード・U 選手コメント

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[11.5 ACL決勝戦第1戦 G大阪3-0アデレード・U 万博]

 ACLは5日、万博記念競技場で決勝第1戦を行い、ガンバ大阪がアデレード・Uに先勝した。前半37分、FWルーカスのゴールで先制すると、同43分にMF遠藤保仁が追加点。後半23分にはDF安田理大がダメ押しとなる3点目を決め、3-0で圧勝した。
以下、試合後の選手コメント


●FWルーカス
―自ら先制点を決めたが?
「先制点が取れて、チームにもよかったし、自分としてもよかった」
―決勝のプレッシャーはなかったか?
「相手の方がプレッシャーを感じていたと思う。自分たちはゲームプラン通りできた。試合の中でしっかりプレッシャーをかけて、自分たちのサッカーができた」
―去年は浦和が優勝しているというプレッシャーは?
「アジアの中で日本の強さを去年は浦和が見せたように、今回はうちも見せれたと思う。プレッシャーなく自然にやれた」
―3-0という結果については?
「まだ結果は決まっていない。3点取れたのはうれしいが、まだ何も決まっていない。気を引き締めてやりたい」
―目標だった世界に近づいたが?
「あとひとつ残っている。次も結果を出して、世界の大会に行きたいし、しっかり集中したい」

●MF遠藤保仁
「うれしく思うけど、まだ半分終わっただけ。また次に向けてやっていきたい。ホームでは絶対に勝たなくてはいけないと考えていた。できればアウェーゴールも与えたくないと。3点取れたし、いいゲームができたと思う」
―この試合に向けた調整は?
「いつも通り。変わったことはしていないし、普段のリーグ戦と同じように調整してきた」
―試合の入り方は?
「ボールを支配できるように、中途半端なボール回しはしないようにした。3人目の動きとか、ワンツーとかで抜けると思っていたし、もう少し工夫がほしかった」
―先制点は大きかった?
「かなり大きかった。あれで流れが来た」
―2点目は自らのゴールだったが?
「佐々木がインターセプトして、ルーカスに渡ったとき、僕はフリーだったし、ルーカスがいいボールをくれた。トラップさえ決まれば、ゴールできると思っていた。相手が前に行こうとしたときに高い位置で取れていたし、あそこで取れればチャンスになる。2点目も大きかったし、自分も決めれてよかった」
―後半の立ち上がりは?
「後半最初はリズムが悪くて、あそこで失点しなかったのがよかった」
―CKから3点目をアシストしたが?
「最初は普通に上げようかなと思ったけど、安田がフリーだったから。あれはよく決めてくれた。練習でやってなかったけど、本番で決まればオーケー」
―4点目も狙っていた?
「4点目を取りに行くつもりだったし、ビッグチャンスもあった。欲を言えば4点目を取りたかった」
―最後のFKは惜しくもオフサイドの判定だったが?
「最初は入ったと思った。ラインズマンが旗を揚げてるのが見えて。残念だけど、次チャンスがあれば、狙っていきたい」
―優勝に向けて大きな前進だが?
「確かに前進はしたけど、サッカーは何が起こるか分からない。相手のホームだし、気を引き締めて。引き分けとか考えず、勝ちに行く試合をしたい。きょうみたいなサッカーをアウェーでも見せたい」

●MF橋本英郎
「得点は奪ってからのカウンターで、自分たちで崩すというのがなかった。前半も崩しているようではね返されていたし、シュートもあまりなかった。そこが次のゲームでまず1点取れるかどうかのカギ。1点取れればうちのペースに持って行ける」
―無失点は大きい?
「ボールキープできていたし、後半最初に相手が前から来てバタバタしてミスも出たけど、相手も同じようにミスをしてくれた。万博のスリッピーなピッチを相手が嫌がっていた。向こうに行ってもうちのパス回しができるかどうか。きょうは(低いパスを多用し)下だけで行った。前半は上も狙った分、崩し切れなかった。効率よくボールは回せたかなと思う。相手も、うちの前の選手があれだけボールをキープしてパスを回すとは考えられなかったと思うし、それはよかった」

●MF二川孝広
「焦らず最後まで戦えた。なかなかクロスが合わなかったけど、そう簡単に合うこともないし、向こうは高さもあるから、やっていくうちに良くなると思っていた」
―後半の入り方は?
「2-0は一番危険な点差だし、引かずにもう1点を取りに行こうと思っていた」
―あと2、3点は取れた?
「チャンスはあったし、決めていればもっと楽だったけど、次も引き締めてやりたい」

●DF安田理大
―ナイスゴールだったが?
「なかなか自分のゴールはないので、自分も決めて勝ったのはうれしい。足がつっていて、こぼれ球とか、はね返りを拾おうと思っていた。ヤットさん(遠藤)からいいボールが来て焦ったけど、振り切らず、ミートすることだけを考えた」
―立ち上がりから積極的だったが?
「ACLではアグレッシブに自分のプレーを出せる。自信はあったし、アグレッシブに行こうと思っていた。それがゴールにつながったと思う。相手が僕のサイドから攻めることが多いと聞いていたので、自分が上がって、相手を上がらせないようにした。ファーストプレーが一番大事だし、積極的に仕掛けようと思っていた。そこでドリブルに行って、クロスを上げられて、きょうは行けると思った」
―いよいよ世界の舞台が見えてきたが?
「北京五輪が終わってから常に世界を意識してきた。日本止まりじゃダメ。絶対に頂点に立って、もうひとつ上の舞台に行って、自分にどんなプレーができるか挑戦したい」

●DF山口智
「アドバンテージを得ることができたので、次につなげたい。今回の相手はホームで強いし、点は与えたくなかった。その上で攻撃的に行って点を取るんだと試合前から共通意識としてあった。それを実行できた」
―3点差付いたが?
「結果としてよかったが、まだ半分が終わったところ。それを頭に入れてやっていきたい。ここまで無敗で来れているし、向こうで勝って本当に喜びたいし、Jリーグ、日本を代表してカップを持ち帰りたい」

(取材・文 西山紘平)

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