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[選手権]青森山田が2年連続初戦敗退、監督も大迫勇に脱帽(青森山田vs鹿児島城西)

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[12.31 第87回全国高校サッカー選手権大会1回戦 青森山田(青森)3-4鹿児島城西(鹿児島) 市原臨海]

 青森山田(青森)が2年連続の初戦敗退となった。前半17分、FW見宝憂(3年)のゴールで先制すると、前半24分にもMF北嶋佑一(3年)の豪快な右足ミドルで2点目を奪った。2-0。しかし、ここから守備陣が崩れ、まさかの4失点で逆転負けを喫した。

 1回戦屈指の好カードとなった対決。黒田剛監督は「上に行くには避けて通れないひとつの山」と捉えていたが、あまりにも早すぎる強豪対決によって勝者と敗者の明暗がはっきりと分かれた。「自分たちと同等、あるいは格上の相手に競り負けただけ」。黒田監督は淡々と振り返った。

 U-16日本代表MF柴崎岳(1年)が正確なキックで攻撃を組み立て、柴崎とダブルボランチを組んだMF椎名伸志(2年)が豊富な運動量でスペースに飛び出す。連動した攻撃でサイドからチャンスをつくり、青森県大会4試合で42得点(決勝だけで13得点)の攻撃陣が相手DFを翻弄したが、同じように攻撃力が持ち味の鹿児島城西に打ち負けた。2得点を奪われた鹿児島城西のFW大迫勇也(3年)には黒田監督も「さすが今大会一番のストライカーというだけあって、ここ一番でいい仕事をする」と脱帽だった。

<写真>初戦敗退にうなだれる青森山田イレブン

(取材・文 西山紘平)

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