beacon

[選手権]圧巻の攻撃力!華麗なパス回しで佐賀東が快勝(東海学園vs佐賀東)

このエントリーをはてなブックマークに追加
[12.31 第87回全国高校サッカー選手権大会1回戦 東海学園(愛知) 0-7 佐賀東(佐賀) 西が丘]

 東京・西が丘サッカー場の第1試合では4年ぶり2度目の出場となる東海学園(愛知)と今夏の全国高校総体で4強入りした佐賀東(佐賀)が対戦し、FW赤崎秀平(2年)のハットトリックの活躍などで佐賀東が7-0で快勝した。佐賀東は年明け2日に行われる2回戦(西が丘)で那覇西(沖縄)と対戦する。

 パスサッカーの佐賀東に対し、中盤を厚くして対抗した東海学園だったが、力の差を見せつけられる試合となった。ボールにかける人数が少なく単発な攻撃となってしまう東海学園に対し、佐賀東は厚みのある連動した攻撃で東海学園を翻弄。前半10分、DF山崎康平(3年)のロングボールで裏に抜け出したFW小池恭一(3年)が頭で合わせ先制すると、13分には赤崎が相手DFの連携ミスに反応し、追加点を奪う。39分にも追加点を奪い、前半を3ー0で折り返した。

 後半は東海学園が堅実なDFからパスを繋ぎ反撃に出る。しかしチャンスを活かせず、逆に後半6分に失点を許し試合を決定づけられてしまう。その後、佐賀東は全体が間延びし防戦一方だったが、MF桃井宏和(3年)のポスト直撃のシュートで息を吹き返す。
 蒲原昌昭監督(38)の的確な采配も光った。交代選手による前からのプレスに連動したDFがインターセプトを繰り返し、東海学園に反撃の糸口を掴ませない。活性化した攻撃陣は、途中出場のMF平石大和(3年)の華麗なお膳立てからMF黒川輝紀(2年)が決めたゴールなど3点を追加。圧巻の攻撃力を見せつけた佐賀東が7ー0で快勝した。

 試合後、蒲原監督は「(全国総体4強の)夏とは違うと思いますから、冬の大会を一戦一戦自分たちのサッカーで頑張っていきたいと思います」と語り、ハットトリックの活躍を見せた赤崎は「佐賀東が活躍できるように、自分が点を取って3年生やチームのために精一杯頑張ります」と力を込めた。

(取材・文 小堺めぐみ)

TOP