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[選手権]"最後"の選手権、武蔵工大二は2回戦で力尽きる(前橋育英vs武蔵工大二)

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[1.2 第87回全国高校サッカー選手権大会2回戦 前橋育英(群馬)3-0武蔵工大二(長野) 市原臨海]

 長野県勢として6大会ぶりに初戦を突破した武蔵工大二は、2回戦で力尽きた。前橋育英(群馬)に0-3完敗。高橋裕之監督(49)は「あれだけ当たりが強くて、体の入れ方がうまいチームは長野にはない。見習わないといけない」と脱帽するしかなかった。前半だけで2失点。「0-0、0-1で後半に入れば、と思っていた。あれだけ失点すると苦しくなる」。長野県大会は5試合で2失点。PK勝ち2回と堅守を武器に勝ち上がってきただけに、その守備を完璧に崩されては、なす術がなかった。

 4月から東京都市大学塩尻高校に校名を変更する。「武蔵工大二高」の名前で全国選手権の舞台で戦えるのは、これが最初で最後だった。2回戦で伝統校の壁に阻まれはしたが、初出場で記念すべき1勝を記録。その名は選手権の歴史にもしっかりと刻み込まれた。

<写真>0-3の完敗にうなだれる武蔵工大二イレブン

(取材・文 西山紘平)

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