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[選手権]大分加入内定FW住田「Jで活躍を」(境vs藤枝東)

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[高校サッカー注目選手クローズアップ]

[1.2 第87回全国高校サッカー選手権2回戦 境 0-4 藤枝東 等々力]

 大分加入が内定している境FW住田貴彦(3年)は無得点のまま試合終了。「絶対に決めたかった」3年越しの夢だった選手権でのゴールは叶えられなかった。
 藤枝東の大石和孝監督が「住田君のスピードを警戒していた」という通り、この日徹底マークを強いられていた住田。前を向いてボールが持てばゴールへの可能性を感じさせたが、この日の境は住田ら前線に入るボールがぶれ、チャンスを広げることができない。
 住田は2点をリードされて迎えた後半、強引な突破で相手守備の打開を図ろうとし、DFを置き去りにするような場面も作っ。だが、シュートが相手ゴールを破ることはなかった。住田は「自分の力の無さを感じた。高校のレベルだったら2、3人引きずってでも決める選手に、ストライカーにならないといけない」と悔しがった。

 ただ、全国での80分間に対する後悔の念はない。「境では1年の時から出してもらって精神的に強くなれた。楽しくプレーできた。次はJリーグ。Jリーグでゴールを決めて活躍したい」。視線はすでに新たなステージでの活躍に向けられていた。

<写真>「選手権発ゴール」へ強引な突破からゴールを狙った境FW住田(中央)
(取材・文 吉田太郎)
 

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