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[選手権]宇都宮白楊、完敗!(鹿児島城西vs宇都宮白楊)

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[1.3. 第87回全国高校サッカー選手権3回戦 鹿児島城西(鹿児島) 7-1 宇都宮白楊(栃木) 市原臨海]

 栃木県予選では矢板中央に2-1で勝つなど、定評のあった守備陣が翻弄された。しかしながら、宇都宮白楊は最後まで、「ずっと、やってきた」(CB中里智哉=3年)ラインの4バックで戦い続けた。得点は終了間際の79分(後半39分)にPKで決めた1点のみ。しかし、守備陣を含めて、最後まで諦めずに、自分たちの“つなぐ”サッカーをしたからこそ、得ることができたPKだった。

 試合中、白楊の只木章広監督(33)は、ピッチサイドから再三、大声で支持を続けた。大差になって以降も同様だった。

「ワイドに(ピッチを使え)!」

 試合後、同監督は「得点を狙いにいくと、どうしても前に急いでしまうので」と指示の理由を語ったが、この指示もPKに結びついた。

 白楊のアタックを「阻止」(公式記録)に入ったGK神園優(3年)はレッドカード。ゴールから見て、左。シュートを狙うには角度の“ない”位置。7点の大差がついている状況下では、不必要なプレーだった。

(取材・文 木次成夫)

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