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流通経済大サッカー部日記「たつのこ日和」

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6連勝……?

にはなりませんでした。駒澤大学を相手に1-1の引き分けに終りました。ここまで1勝のみと調子の悪い駒澤、後半に退場者を出した駒澤。そんな駒澤大学を相手に1-1の引き分け。良いことと言えば初出場・初スタメンの1年生ルーキー藤本大が得点を挙げたことくらいです。
 試合後には雨の降る真っ暗なピッチの上で選手達に対して中野監督がこの試合について様々なことを話しておりましたが、印象に残ったのは船山に対しての「キャプテンだろうがこんなんじゃ試合に出さない」という言葉。厳し過ぎる言葉だと思いました。でもそれが今の中野監督のキャプテンへの評価。ただし、それもキャプテンへの期待が大きいからこその言葉だと思います。皆様にはこの試合を機にさらなる成長を遂げるキャプテンに注目して欲しいと思います。

 そして「俺が何もできなかった」そう口にするのは今日の守護神、林彰洋。帰寮後、治療室で足を冷やしながらこの試合について「何もできなかった中で引き分けだったのは良かった、負けなくて良かった。それだけ。攻撃に関してはちょっと綺麗なサッカーにこだわっちゃったなっていうのが正直ある」と話してくれました。最後は「今日はマス(増田卓也)が出てたら勝ってた」と言っていましたが、林が出たから引き分けたわけで、結果的に負けなかったんだと私は思います。相手に顔面を蹴られても、めげずひるまず最後までピッチに立ち続けた林がいたからこそ今日の試合は負けずに終ったのだと思います。一番後ろから4年生としてチームを奮い立たせていた林がいてこその引き分けだったのだと思います。
 確かに勝つことができなかったのは事実ですが、「今日は調子が悪かった」と林自身が自覚しているだけに、林が今後どれだけ自分の調子を上げられるかでこのチームの調子も変わってくるのではないかと思います。そして、この試合の引き分けという結果に対して自分を強く責める林の責任感の強さに、私は今、林に頭が下がる思いでいっぱいです。

 この試合で開幕から続いていた快進撃は一旦止まってしまいました。この先このチームがどんな方向に向かっていくか、今はまだ分かりません。しかし、このチームはここで折れるようなチームではないということを3日後に同じ時間、同じ場所で法政大学との対戦時に証明できるよう、また今日から切り替えて、選手と共に頑張っていきたいと思います。

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