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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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強さの要因

 後期第3節の相手は前期0-1と惜敗し苦汁を飲まされた大阪体育大学。しかし阪南はこの試合で自分たちが“前期とは違うチーム”であることを証明しました。

 開始直後こそ体大8番村田の爆発的なスピードに手を焼きましたが、DFリーダー片山(4回、守山北)を主軸としたラインのコントロール、攻から守の素早い切り替えとアグレッシブなプレスで相手の起点を潰します。
 それに起因しイニシアチブは阪南に傾斜。井上翔太(2回、東福岡)が卓越した技術を駆使し幾度となく左サイドを突破、チャンスメイクします。

 試合が動いたのは後半12分、東浩史がGKの頭上を越しゴールに吸い込まれる芸術的なシュートを決めて先制!
 しかしその後は徐々に疲れが見え始めた阪南を体大が押し込む危険な雰囲気で時計の針はゆっくりと動きました。

 そんなムードを切り裂いたのが32分に途中出場しリーグデビューをしたFW中村雄大(2回、愛知FC)。左サイドから中に切り返し、右足を振り抜きました。
この得点で2-0。後期3連勝飾りました。

 後期リーグ、この試合で勝利を決定的にする得点をした中村のようにリーグデビューを果した2回生以上の選手が多く、その中での3連勝は層の厚さを意味します。
またそれは阪南に“不動のレギュラー”は存在せず、常に向上し結果を出さなければ生き残れないということに、また全ての選手にチャンスがあることにも換言できるでしょう。
 そうした状況が選手の気持ちを高揚させ、チームにポジショニングな思想のスパイラルが巻き起こっています。
ついに昨年のような『負ける気がしない阪南』が戻ってきました。

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