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　後期全勝同士の首位・関西学院大学との試合は2-2のドロー。
　前半に引き離すチャンスはあり、残り10分を切ってから追いつかれたこと。2つの失点がセットプレーからであったことなど、正直積み上げられるはずの2ポイントを失った印象は否めません。
しかし、怪我や累積で中心選手を多く欠く厳しい状況下で負けないことは今後に意味をなしてくるはずです。

　この試合、開始直後のゲリラ豪雨によりボールコントロールは非常に困難なものとなりました。
そんな中それを感じさせない技術を発揮し“別格”の存在感を放った井上翔太(2回、東福岡)に対しスタンドは度々どよめき、拍手が沸き上がりました。

　ただ決して華やかではないものの、誰よりもチームに貢献していた2人の選手を忘れてはいけません。

　ダブルボランチの長瀬圭佑(4回、神戸ユース)、井手口正昭(3回、東福岡)です。

　90分を通し、抜群のポジショニングとプレッシングから攻撃の芽を摘み、絶妙のタイミングで攻撃参加。その黒子に徹する頭脳的且つ泥臭い関西A選抜コンビのプレーは阪南と“心臓”。選手層の厚いチームで唯一、代えの効かない存在なのです。

　連勝は止まりました。しかしまた1つずつ勝利を積み重ねていく。阪南がやらなければいけないことは何も変わりません。

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