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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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止まった時計

2008年12月21日インカレ1回戦敗退―

平塚競技場で号泣し立ち上がれない野田紘史(現ファジアーノ岡山)の姿を忘れることができない。
他を寄せ付けない圧倒的な強さでリーグ戦制覇。準優勝に終わった大臣杯のリベンジを狙い、出来ると信じて疑わなかった我々に待っていたのはそんな現実(敗戦)だった。

その翌日からリスタートし“史上最強”になる可能性を持っていると謳われた今年のチーム。しかし個人の力が集団として活きないもどかしさと共にシーズンは経過し、前回のコラムに載せたように阪南は窮地に追い込まれた。

そんな中、残り6試合をただ勝ち続けることだけが可能性を見出だす唯一の方法という状況が集団を変えた。
月末日、3日、7日に行われた3連戦。退場者、累積、怪我…様々な問題を一丸となって全勝で乗り越えていったチームは明らかに変わっています。
7日のゲームで怪我による長期離脱からの復帰後シーズン初ゴールを記録した棚橋は言います。
「やっと1つになったと感じてる。確かに遅すぎるかもしれない。でも何としてもインカレで関東のチームや夏の覇者福大とやりたいし、今の阪南なら闘える。自信もある。このチームが全国の舞台に立てないのはもったいない。」

背番号10のこの言葉こそが全てだと思う。
残り3節、やることは何も変わらず『絶対に勝つ』こと。
あの時止まってしまった時計を再び動かさなければいけない。

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