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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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言葉の重さ

“言葉に説得力がある”これは人としてとても大切な力です。今回少し言葉の重さについて考えてみました。

例えば何かを伝えたとしても、伝えられた人間がそれを受け取らなければそれは無意味。発言は無かったも同然です。これは私が目指す指導者にとっては致命的といえます。

では、その力はどのような要因により左右されるのでしょうか。この問題は答えをこれだ!とひとつに結論付けられるほど簡明なものではないと感じます。
その指導者のサッカーにおける実績や知識、伝える言葉の質、タイミングなど。このようにファクターを羅列していけば、その数は膨大なものになるでしょう。しかし、それらは全て「選手(言葉の受け手)に信頼、信用されているのか。」ということに共通するのではないでしょうか。

ヘッドコーチのソンギさんから伝えられた言葉は、その全てが私の心に絡みつく様に重みを感じるのです。それは敬慕する師からの言葉であるからこそ。選手時代に「監督に信頼されたい」と考えていたことがありましたが、逆も同じことが言えるのだと思うのです。信頼という言葉は少しずれているのかもしれませんが、選手からリスペクトされる、一目おかれる存在であることは非常に重要なことです。

ただ、間違えてはいけないことは、その存在になるために行動するわけではないということ。少なくとも今の私はそうです。指導者としての基礎・土台づくりの真っただ中である私が今やるべきことは、とにかく向上することだという結論に達しました。それはサッカーの知識を身につけることを含め、一人の人間として謙虚に学び続けようとするその姿勢が私自身を大きくし、言葉に力を与えていく第一歩となると考えます。

GWも残りわずか。次節の相手びわこ大は前節に我々と同じく全勝をキープしていた立命大を破り、勢いに乗っています。そして週末にはライバル関西大との対戦が控えます。気温と同じく熱いハートフルな闘いで勝利を目指します。

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