beacon

阪南大サッカー部「須和部ノート」

このエントリーをはてなブックマークに追加

“心技体”なぜが「心」が最初なのだろう?

 関西学生選手権の開催に伴い一時中断に入る前最後のリーグ戦で、昨季の王者関学大を3-1で撃破。諸事情で会場に行けなかった私は試合後すぐにFW棚橋雄介(4回=東福岡、以下:棚さん)に電話をしました。勝利の報告と共に寧ろ個人的にそれ以上に嬉しかったのは全得点が棚さんによるものだったということ。同じアパートに住んでおり、時々部屋に行かせてもらうほど。非常によくしてもらっている先輩です。

しかし、昨年から10番を背負う棚さんも開幕から7戦ノーゴール。その苦悩や葛藤を間近で感じ、自信を失っている背中を見るのは私自身悲しく、また悔しい想いでした。しかし前節 “やっと”ゴールが決まってくれて「これから(サクセスストーリーが)始まりますよ!」なんて会話をしていました。先週の練習でも動きのクオリティが増してきており、その要因の1つが自信というメンタル面にあることは明瞭でした。

 私はサッカーに関わらず物事の状況や結果を精神論に帰結させることが嫌いです。技術的、或は化学的要因が必ず存在し、ソレを発見することでより正確に前進できると信じているからです。

しかし阪南のエースがそうであったように、精神面が与える影響が大きいこと。そして名将と呼ばれる方々は人身掌握術に長けていることもまた事実です。

 精神論に依存するのではなく、土台として捉え、そこを確実に築き上げることが成長曲線に大きな変化を与えることは間違いありません。

TOP