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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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努力は報われる

 第10節で桃山大学と対戦した阪南大学でしたが、2-4で敗戦。連勝も9で止まりました。

「負けて得られるものなんて何もない。」そう考える人もいると思いますが、私は違います。勝敗に関係なくそこから何かを学び取り、前進しなければいけないのです。

 確かに連勝し続けた状況で関西選手権を1回戦で敗退し、久しぶりのリーグ戦。この試合が持つ意味の大きさは誰もが感じていたはず。だからこそ前を向く必要があるのです。最終節対立命館大に向けて、或はその向こう側にあるモノに対してチームが一皮むけるかが試されます。

 話は変わりますが、今節同級生の中田大輔(3回、舞鶴)がリーグ戦デビューを飾りました。
“4回時にスタメンに定着し活躍するためには最低でも3回生から試合に絡んでいかないと厳しい”そう感じているのは私だけではないでしょう。無論そうでないケースもありますが、この考えは大凡間違ってはいないと思います。つまり3回生にとってこの1年間はサッカー人生を左右する勝負の1年といっても過言ではないのです。

 そういう意味で大輔は今までシビアな状況にありました。出場どころかベンチ入りの機会もなし。それでも前を向いて信じてモガキ続ける彼の姿を私は目にしてきました。大輔の懸ける想いをそのプレーや言動から痛いほど感じ、私自身が叱咤されるときもありました。

 努力をしているか、していないか。阪南大にとってソレは試合に出場できる理由になりません。ピッチで何が表現できるのかだけがスタメンの座を決める唯一の基準です。だからこそピッチに立つ彼の背中が私には大きく見えました。
“努力は必ず報われる”そう教えてもらいました。

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