beacon

南アフリカW杯今日の1枚

このエントリーをはてなブックマークに追加

街道沿いのオレンジ売り

今日はケープタウンで行われた「アルゼンチンVSドイツ」戦を取材すべく、知り合いのカメラマンさん達とレンタカーで約400キロを移動しました。

昨日はポートエリザベスでの試合だったのですが、ポートエリザベスから直接ケープタウンへ行くには遠いので、昨日のうちに中間地点であるジョージまで移動していました。

ジョージと聞いてピンときた人もいると思いますが、ジョージは日本代表がキャンプ地にしていたところで、治安も良く風光明媚でいい所だと聞いていたので一度訪れてみたかった場所でした。
実際、すごく景色がキレイなところで、日本代表の選手達も気持ちのいい滞在ができたと思います。

今日の写真は、移動中に街道沿いで頻繁に見かけたフルーツの即売所です。

オレンジを中心に何種類か売られているのが基本で、こうした即売所以外でも、交差点などで停車していると数人の黒人がオレンジの袋を持って売りに来たりします。

街道沿いに住む黒人には貴重な現金収入らしく、同じような「オレンジ売り」は何人も見ました。いくらで売っているのか気になりましたが、治安の問題もあるので窓を開けて買うことはできませんでした。

治安が悪いというイメージは、こうした小さい経済活動にも大きな影響を与えるんだなとあらためて思いました。きっと彼らは普通の明るい南アフリカ人だと思うのですが、旅の楽しみでもある現地の人との触れ合いが制限されるのはもったいないですね。

南アフリカの自然や、現地の人の人柄は素晴らしいだけに、一日でも早く治安の心配のない国になってもらいたいです。

(文・写真 渡部薫)

TOP