beacon

玉乃淳の玉手箱

このエントリーをはてなブックマークに追加

「初恋」

 みなさんこんにちは。ご無沙汰しています。お元気ですか? ワールドカップ見ていますか? ついにベスト4が出揃いましたね。優勝予想でコートジボワールを推していた僕の予想はあっけなく外れましたが、できるだけ多くの試合を見たかった、スペイン、オランダが決勝まで進む可能性があり、自身、大学受験中にも関わらず興奮が冷め止む気配がありません(笑)

 コラムは一時休載していたましたが、愛するスペインが60年ぶりにベスト4に入ったので、特別にコラムを書かせていただきます。

 当時僕がA・マドリーに在籍していたときのチームはジュニアユース年代では敵なしのヨーロッパチャンピオンでした。そのチームを牽引していたのがワタクシ、玉乃淳・・・では当然なく、皆さんもご存知フェルナンド・トーレスでした。当時から彼の実力はチームの中でも突出しており、僕が加入した直後に2つ上のカテゴリーに個人昇格していました。

 負けず嫌いの同年代のスペイン人は目指せトーレス、追い越せトーレスで躍起になっていました)佑亙神鼎鯀・い燭・辰燭韻・l柱・搆修・┣瓩・襪・洛の・匹福犯鏗下圈匹砲覆辰討靴泙い泙靴触苦笑)

 R・マドリーやバルセロナとタイトルをかけて戦う時、彼が上のカテゴリーから降臨してくるのです。そのたびに僕がメンバーから外されるのです。通常ならスペイン人に負けず劣らずの負けず嫌いな僕の心情を考えると、「ふざけるな! やってられるか!」・・・となるのですが、その時のプレーに抱いた感情は「美しい! 吸い込まれる!!」・・・。とにかくあらゆるプレーが速く華麗でした。これが僕の「初恋」でした。

 そんなF・トーレス。前回のユーロ優勝やリバプールでの活躍から、たとえ怪我上がりとはいえ、期待が高まるのも当然かと思います。しかしながら今大会、ココまでのパフォーマンスは最悪です。明らかに怪我のブランクを感じさせます。名将デル・ボスケ監督でなければとっくに見限られ、スタメンから外れているでしょう。

 ベスト8パラグアイ戦で見せたスペイン代表という名のバルセロナスタイル(シャビ、イニエスタ、ブスケッツ、ビジャ、ペドロ・・・)、ベスト16ポルトガル戦で見せた、F・トーレスに代えて機能していたジョレンテを使ったシステム・・・皆さんが監督だったらベスト4のドイツ戦どのように戦いますか?

 僕は私情を挟む、ダメダメ監督です。どんなに非難を受けようと、F・トーレスを先発させます。彼ならきっとやってくれます)佑・里辰討い詒爐・い海鵑覆發鵑犬磴△蠅泙擦・,此爾辰販O.1ストライカーです!! 「初恋」とはそういうものですよね!? アニモ(頑張れ)トーレス!

玉乃淳

<写真>2005年、A・マドリー時代のF・トーレス

TOP