最後まで残ったスペイン国旗
一ヶ月に渡るW杯の熱い戦いも、ついにスペインの優勝で幕を閉じました。
どちらが勝っても初優勝だった今回の決勝戦。
延長後半の劇的ゴールでスペインが勝利しましたが、どちらが勝ってもおかしくない展開でした。
手の届くところにあった「W杯優勝」という夢が叶わなかったオランダの落胆ぶりはすごかったです。
勝者と敗者のコントラストが色濃く出るのは決勝戦ゆえですが、見ているこちらも胸が痛くなるほどでした。
しかし、表彰後にピッチ上で花道を作ってスペイン代表を迎え入れたオランダチームは立派だったと思います。
誰が言ってそうしたのかは分かりませんが、その提案に選手全員が賛同して花道を作るというのはなかなかできることではありません。
それだけ、チームとしての一体感もあるいいチームだったんですね。
勝ったスペインはもちろんですが、負けたオランダにも拍手を贈りたいです。
今日の写真は、試合前にヨハネスブルクの街中を走るスペインサポーターです。
試合の日はもちろん、試合のない日でも車に国旗をつけて走っているサポーターがたくさんいました。
写真の旗よりも小さいサイズが主流でしたが、自分の応援する国の国旗を車につけて走るのが一種の流行のようになっていました。
この一ヶ月間、その光景が当たり前のようになっていたので、明日から見られなくなると思うと寂しいですね。
まぁ、あと何日かスペイン国旗だけは威勢よく振られている気がしますが(笑)
いつの日か、日本の国旗が最後まで振られている日がくるといいですね!
(文・写真 渡部薫)
