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阪南大サッカー部「須和部ノート」

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脱皮しない蛇は破滅する

 先日、練習がOFFになったので先輩とランチに出かけました。翌日から合宿が始まるため、ヘビーなものは避けたいと向かったのは有機食材を中心に扱うビュッフェ形式のレストラン。しかしながら会話の内容はまるで居酒屋で酌み交わしているかのような熱いものとなり、有意義な時間となりました。

 写真右側がナガシくん(長嶋一仁、4回=阪南大高)。8月半ばにトップチームに昇格したのですが、それまでは阪南大クラブ(関西社会人リーグ1部)でJFLを目指し、主将としてチームを牽引していました。当然阪南大クラブの公式戦はまだ多くを残しており、JFLへの道はまだ開かれています。そんな状況で出場を確約されないトップでの闘いに挑むことに、ナガシくん“でも”少しの不安も感じないはずがありません。しかしその当たり前の弱さを仲間に一切見せず、前を向いて走り続ける姿に懸ける想いの強さを感じました。

 食後、書店に立ち寄った私は偶然ある言葉と出会いました。「脱皮しない蛇は破滅する。」脱皮したては皮膚がまだ柔らかくリスキーな状態になるものの、そのリスクを恐れずに高みを目指さなければいけないということ。しかしそうもがくことでその身体と心は確実に強く、大きなものになる。そう私は解釈しました。

 ナガシくんがもう間もなく再開される後期リーグで、躍動する姿を待ち望んでいます。

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